Garmin Edge 1040 Solar – 3ヶ月間使用してみて

Garmin Edge 1040 Solar – 3ヶ月間使用してみて

いままでのロングライドには、Edge30/830にはGarminの外部バッテリーを組み合わせ、ナビゲーションが必要な場合には更にスマートフォンとも組み合わせていました[1][2]。ただし、スマートフォンはバッテリーは消費が激しく、スマートフォン向けに、更に追加予備バッテリーが必須となります。また、最近はスマートフォンも大型化され、ハンドル周りのライトなどと干渉するようになりました。 ふと、今年発売されたGarmin Edge 1040 Solarであれば、Edge単体でハンドル周りをスッキリさせられるのでは?と思い立ち、今年はメイン機種として使ってきました。結論としては、スマートフォンとの併用の解消までには至らず、従来機種のEdge 530/830の上位互換機種とも言い切れない、と言う現在の感想に至っています。 はじめに Edge 1040 (Solar)の付属品…

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Mt.富士ヒルクライム 2022 参戦記

Mt.富士ヒルクライム 2022 参戦記

今年も、富士ヒルクライムに参加してきました。今年もコロナ禍で例年とは異なるルール下での開催となりますが、一昨年、昨年のコロナ禍でも連続して開催[1][2]されており、毎年の体力測定的なベンチマークとなる唯一のレースです。 残念ながら、今年のレース結果は75:05と、シルバー獲得からは残念ながら5秒遅れとなりました。ただし、得られたものも多く、反省を含め今年のレースを振り返ってみます。 レース前の試走 今年もコロナ禍の開催となり、一昨年、昨年と3年連続で通常開催[1][2]ではなく、出走時間は自己申告性のフリースタートでの開催となりました。 今年は、室内トレーニング[4]がメインとなり、ロングライドの実走も少なかったため、現状を確認に3週間前に試走に出かけました[5]。 体重も去年の本番より5kg超過ではあったものの、単独の試走で良い感触を得たかったのですが、結果は料金所から78分でした。パワーメータの精度によるペーシングの問題[5]もあったのですが、最近の体調からすると可もなく不可もなく、ある意味、予想通りの結果でした。 今年も、室内トレーニング[4]がメインの年となりましたが、富士ヒルクライムを想定した実走が少ない割には、致命的ではないタイムに若干安堵しました。L4領域でのトレーニングはこなせるものの、富士ヒルクライムでメインとなるSST領域やL5領域が不調な状態が続いており、今回の試走にもストレートに表れた感じです。 Ven-Topでの予想タイム (74:40) 体重は本番までになんとか落とすとして、本番までの短期間にはなりましたが、仮想富士ヒルクライム[3]として、ZwiftのVen-Topをメインに登ることにしました。Ven-Topを登ることで、富士ヒルクライムの強度と時間的な耐性をつけることが目的です。…

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Wahoo POWRLINK ZEROの計測精度と特性について

Wahoo POWRLINK ZEROの計測精度と特性について

昨年から販売が遅れていた、SPEEDPLAYペダルのパワーメータである、POWRLINK ZEROがWahooから販売されました。ペダル型のパワーメータとしてはPowertap P1を愛用してきましたが、SPEEDPLAY型の軽量さにも興味があり、早速購入してみました。 個人的にはパワーメーターを利用する上で、一番重要なのは計測精度です。結論から言えば、現時点では、PowerTapやKICKR(2021)のようや直接計測方式のパワーメーターと比較すると、無視できないほど乖離が大きく、メインのパワーメータとして活用するのは難しいと言うのが、率直な印象です。 購入から数週間、試走を繰り返してPOWRLINKの特性も見えてはきましたが、Wahooや日本代理店からの回答を踏まえると、レースはもとより、トレーニング用の機材としても活用は難しいというのが、正直な感想です。同じペダル型のPowerTap P1と比較すると、精度的な課題があり、実用的な製品とは言えない印象です。 付属品について POWRLINKは、基本的には同社のSPEEDPLAY ZEROにパワーを計測するパワーポッドが装着されつつも、非常にコンパクトかつ軽量な製品です。付属品としては、通常のSPEEDPLAYとのクリートに加えて、パワーポッドとシューズどの接触避ける目的の、黒いスペーサーが付属しているのが特徴です。 後述するように、POWRLINKで正確なパワー測定をするには、クリアランスの確保が一つの必須項目となります。スタックハイトに影響がありますが、シューズとパワーポッドのクリアランスが狭い場合には、安全と正確なパワー精度を確保するために、付属のスペーサーを装着する必要があります。…

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Bianch Mega Pro のオーバーホール (ヘッドセットとBB交換)

Bianch Mega Pro のオーバーホール (ヘッドセットとBB交換)

ここ最近、ダンシングをしながらハンドルに体重を乗せると「ギシギシ」とした異音が鳴るように鳴りました。異音の解消には、原因を特定する必要がありますが、なかなか厄介な問題です。。シッティングで、普通に走行している分には気にはならないのですが、久々のオーバーホールがてら、異音を解消してみました。 ペダルとホイール交換 異音は感覚的にはハンドル付近から発生しているのですが、異音原因の特定は意外と難しく、感覚的な発生源と異なることが経験則的に多いです。そのため、まずは整備が簡単な、ペダルやホイールの交換から確認を進めていきます。 装着していたLOOKペダルは旧型のKEO BLADEだったので、以前に購入しておいた新型のKEO BLADEへの交換です。この機会に新旧のKEO BLADE違いへの期待を含めての交換です。 しかし、残念ながら異音の原因はペダルではなく、新型に交換しても異音は治りませんでした。ペダルに引きつつづいて、ホイールも交換してみましたが、ホイールによる変更でも異音は変わりませんでした。 また、期待していた新型のKEO BLADEも、良くいえば旧型と遜色ない感じで、新型ステンレスプレートの違いなどは体感できない感じです。…

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Wahoo KICKR Direct Connectの安定性と遅延について

Wahoo KICKR Direct Connectの安定性と遅延について

Zwiftのv1.24[1][2]から、KICKRの有線ケーブル接続オプションであるDirect Connectがサポートされたので、早速試してみました。KICKR Direct Connectの発表から約1年越しとなる、ようやくのZwiftでの対応です。結論的には、Direct Connectによる走行にはやや違和感を感じることもありますが、通信の安定化は、不安定さがあるANT+無線通信と比較すると、非常に大きなメリットになりそうです。 ANT+接続の課題 今まで、KICKRとZwiftの接続は、WindowsPCとUSBのANT+スティックの無線で接続していました。最初は、PCに直刺しの状態(KICKRからの距離は160cm)運用では、明らかに1秒ほどパワーが0Wになる瞬断が発生するため、USB延長ケーブルを併用していました。 Zwift公式にはANT+スティックとKICKRは90cm以内での設置が推奨[5]とのことです。ただし、USB延長ケーブルの導入により明らかな瞬断はなくなったものの、一定のパワーで淡々と踏んでいるつもりでも、明らかにパワーが落ち込む現象に度々遭遇していました[6]。 もちろん、数値通りに、当日の体調やペダリングのトルクが抜けている可能性はあるもの、ANT+無線通信への機材的な不信感は拭えていませんでした。 Zwiftとの接続…

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PEARL IZUMI ヘリウムバッグの使いやすさ

PEARL IZUMI ヘリウムバッグの使いやすさ

店頭で、PEARL IZUMIから軽量コンパクトなヘリウムバッグが販売されていたので、そのあまりのコンパクトさに、思いがけず購入してみました。最近、リモートワークの勤務で、早朝に近所をライドすることが多くなりました。その帰り道に、買い物をする機会も増えたため、そも目的に使えるのでは?と思っての購入です。 軽量コンパクト – サイクルウォレットにも収納可能 名前が示す通りの軽量さはもちろんですが、店頭で見た収納時の、あまりのコンパクトさが購入のポイントでした。いままで近所のライド時に携帯していたモンベルのポケッタブル ライトパック(10L)と比較すると、コンパクトさが際立ちます。 生地は薄いものの、容量も15Lとポケッタブル ライトパックの10Lより大容量です。コンパクトなため、サイクルジャージのポケットに入るウオレットにも収納できるサイズです。 早朝にライドの寄り道目的に、いままで収納していたサイクルロックと財布に加えて、ヘリウムバッグをパールイズミのウォータープルーフ…

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Wahoo SPEEDPLAY COMPペダルとEASYテンションクリート

Wahoo SPEEDPLAY COMPペダルとEASYテンションクリート

昨年から、Wahooからリニューアル[1]されたSPEEDPLAYのペダルを愛用してきました[2]。ただし、ペダルが1組だけだと、自転車毎の着脱も面倒です。感触も良かったので、追加のダルとして、ZEROと同時に販売開始されたSPEEDPLAY COMPを購入してみました。 SPEEDPLAY ZEROとCOMPペダルはスピンドル材質、ステンレスかクロモリかの違いがありますが、どちらも剛性的には充分です。また、COMPに同封品として付属しているEASYテンションクリートにより、着脱がかなり容易になり、SPEEDPLAYペダルの利用位頻度が、ますます増えそうです。 付属品 – EASYテンションクリートが同封 基本的には、ZERO[2]とCOMPの製品構成は一緒です。ただし、標準で付属しているクリートに違いがあり、ZEROが標準的なクリート、COMPがEASYテンションクリートの付属となります。 EASYテンションクリートやクリートカバーは、標準クリートと比較しても寸法的な相違はなそうさうです。ただし、現状ではCOMP同封品や単体で購入できるEASYテンションクリートには、クリートカバーの隙間を埋めるクリートサラウンドは付属していないようです。 感覚的な話ですが、やはりクリートサラウンドがないと、隙間が気になります。クリートサラウンドが無くとも、クリートカバーは外れにくいとは思いますが、今回は、元々別途単体で購入していた標準クリートのクリートサラウンドを流用して組み合わせています。…

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Garmin ForeAthlete 745を購入して気がついたこと

Garmin ForeAthlete 745を購入して気がついたこと

最近のGarminのスマートウォッチは、ボディバッテリーという独自の総合的指標や、コロナ禍で役立ちそうな血中酸素濃度などの新しい機能が追加されています。今回は、これらの新機能目的とForeAthlete 735XTJの完全な上互換機種としてForeAthlete 745を購入してみました。ただ、当初はForeAthlete 745へのへの乗り換えを予定していたのですが、購入して気がついたこともありましたので、まとめてみます。 なぜ、ForeAthlete 745なのか スマートウォッチの選択基準としては、最低限ランニングアクティビティを記録できること。可能であれば、いざという時にサイクルコンピューターの代わりに使える点で選んでいます。今まで利用してきたForeAthlete 735XTJは、その基準を満たしており、今回もその上位互換機種としてForeAthlete 745を選択してみました。 いままでForeAthlete…

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Open Pro UST + Power Tap GS

Open Pro UST + Power Tap GS

久々に新設計のリムとしてMavicから市販されたOpen Pro USTを、普段使いからレースまで利用できるホイールとして組んでみました。現行のMavic完組ホイールでいえば、汎用ニップル構成でパワーメータ付きのKsyrium SL[1] といった構成のホイールでしょうか。 2018年の登場当初に購入していたOpen Pro USTですが、組む機会がないまま保管していました。さすがに、そろそろ組んでみようと、既存ホイール[2]をバラすつもりでしたが、夏場にオールラウンドで使えるホイールがもう1本欲しくなり、今回は新規のホイールとして組んでみました。 Open Pro…

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