Garmin Edge 130 – 3ヶ月間使用して気がづいたこと

Garmin Edge 130 – 3ヶ月間使用して気がづいたこと

Garmin Edge 130 – 3ヶ月間使用して気がづいたこと

Edge 520を不注意から故障させてしまい、普段の通勤用の代換としてEdge 130を購入してから、3ヶ月ほど経ちます。従来のエントリーモデルであったEdge 20シリーズと比較すると、画面も大きくなり、パワーメータにも対応するなど、上位機種に迫る使い勝手があります。

この数ヶ月、自転車通勤をメインに使用してきましたが、やはり上位機種と比較すると細かな使い勝手の違いがあるのは事実です。利用期間中のバージョンアップ(2.x0 -> 3.00)で改善された点を含め、自分が普段使用していた520/820の視点から、いったん評価してみたいと思います。

全般

Edge 130は、520/820にくらべると、ひと回り小さいサイズです。やはり、このサイズは大きな魅力の1つです。自分の場合、520/820では装着時にライトと多少干渉するのですが、このひと回り小さいサイズはありがたさは装着の度に実感しています。

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ただ、基本的に、Edge 130はエントリーレベルの機種であるため、制限されている機能や、サイズが小さくなったことによる使い勝手の違いがあります。それを理解して購入したつもりではいたのですが、実際に利用してみてから気になった点や、工夫できた点がありました。

表示項目数が少ない (10 -> 8)

表示項目数は、Edge 520/820が1画面に10項目まで設定できますが、130では最大8項目に制限されています。そのため、520/820で10項目設定している場合、なにかしらの項目を減らす必要があります。自分の画面も520/820も10項目を表示していたのですが、若干欲張って設定していた嫌いもあり、前回ラップNPや(機能的にない)温度の項目などを落として工夫しています。

視認性はバツグン

Edge 130の画面は、520/820に画面より一回り小さいのですが、乗車中には気になることは全くありませんでした。表示項目が最大8項目に制限されているのも、視認性の確保の背景があるのかもしれません。たしかに、この画面に10項目は細かすぎるかもしれません。

プロファイルが一つだけ

Edge 130で設定できるプロファイルは1つしかありません。Edge 520/820では、複数のプロファイル、例えば通勤用、トレーニング用、ジム用などの複数の設定が可能です。今回は通勤のみがメイン用途のため気にはなりませんでしたが、複数のプロファイルを頻繁に切り替えが必要な場合には困りそうです。例えば、室内トレーニングやジムなどでGPSオフのプロファイルが必要な場合、130では毎回設定の切り替えが必要なので、面倒かもしれません。

動作が遅い?

毎回気になることが、乗車後のBluetooth経由のアップロードが、非常に遅いことです。520/820でアップロード時間は気にしたことがなかったのですが、体感的には3倍ぐらい遅い感じです。ただ、USB経由のアップロードでの速度差はない感じです。

あとは、起動時のGPSの捕捉がちょっと遅い感じがします。Edge 130ではGPS未捕捉時にスタートボタンを押すと警告が表示されるのですが、それに気づかないままスタートしてしまい、結果ログが取れていないことが、3ヶ月たったいまでも時々あります。

このあたりは、今後のファームウェアアップで期待できるかは微妙なところで、詳細なハードウェア性能の違いは未公表なものの、おそらく性能的な限界かもしれません。

キャリブレーションアラートがない

Edge 130ではパワーメーターとの接続は可能になりましたが、細かな機能は削減されているようです。気がついたのは、パワーメータのキャリブレーションアラートの設定がないことです。520/820では、乗車前にアラートが表示される設定にして、キャリブレーションをして毎回乗車していました。ただ、利用しているパワーメータ(PowerTapG3/GS/P1)は、いずれも自動キャリブレーションに対応しているためか問題はなさそうで、気になるパワー値は測定されていません。

表示項目

Edge 130は、520/820で表示できる項目は表示できず、代表的なところではトレーニング機能がありません。これら周知されている点を含め、主に通勤やトレーニングで実際に利用してみてから気がついたり、工夫できた点をまとめてみます。

トレーニング関連

Edge 130ではトレーニング関連の表示項目はありません。私自身、それ前提で購入したはずですが、通勤メインといえど、やはりその表示がないと寂しいことに気がつきました。とはいえ、いまは他の表示項目で代用して走れる能力(?)がついてしまい、なんとか工夫できています。

TSS表示がない

TSS表示ができないEdge 130で気がついたことは、通勤といえど、やはりTSSを気にして走っていることでした。張り合いがないというか、乗車後にアップロードして確認できるものの、やはり乗車中に目安がないと、結果的に獲得するTSSが低めになりがちでした。

カロリー表示で代用

幸いにも、カロリー表示はできるので、現在はそれで代用しています。Garminの説明によると、カロリー表示は心拍数ベース、設定された最大心拍数から計算されているようです。自分の場合、おおよそ「600カロリー = 100 TSS」な比例関係ににあるため、走りながら換算して代用しています。

NP表示がない

通勤時にトレーニングとして遠回することがあるのですが、平坦区間といえども屋外だとどうしても足を止めざるおえない区間があります。
トレーニングではNP(Normalized Power)を基準に走ることが多いのですが、Edge 130ではその表示項目がありません。

平均ワットでの代用

こちらも、他の表示項目、区間平均ワットで代用しています。自分がよく走る20分の平坦区間だと、区間平均ワットに対して5%-10%ぐらいの区間NPの上乗せが期待できることが分かりました。最近ではその上乗せワット数数も足の抜き具合で換算できるほど慣れてしまいました。

パワー表示の種類が少ない

Edge 130では、パワー表示時間が区間平均か3秒平均しかありません。個人的に、パワーの数値が短時間で上下するのは好ましくなく、Edge520/820では10秒平均に固定していました。とはいえ、3秒平均で表示ているうちに、これも慣れてしまいました。

温度表示がない

Edge 130の仕様には温度計の表記はなく、温度の表示項目もありません。Gaminの腕時計とおなじく、スマートフォンと連携すれば個別画面で確認はできるのですが、表示項目としては設定できないようです。これも夏場は気にならなかったのですが、冬場になるにつれ、出発する時や、心拍数が上がらない時には、ふと温度表示がないと不便を感じることに気がつきました。

その他

オートラップ – 固定距離のみ

オート(自動)ラップについては、520/820のようにGPS位置や時間でのオートラップ機能はありません。距離のみの設定で、その距離も現状は5km固定のようで、個人的にはあまり使いどころがなさそうです。

個人的には、520/820でのオートラップ機能はGPS位置で設定し活用しています。やはり、周回のトレーニングコースやサーキットレースなどで自動的にラップしてくれるのは、押し忘れがなく非常に便利です。

また、室内でトレーニングする場合には、時間でのオートラップ機能がないので、タイムラップ的なトレーニングで活用されている方はちょっと不便かなと思います。

履歴削除 – 一括削除ができない

マニュアルによると、空きメモリーがなくなるとメッセージが表示され、520/820のように履歴データは自動で上書きまたは消去されることはないようです。

これは、ちょっと致命的なのですが、アクティビティの履歴は、履歴一覧から消去するデータを選択して、一件ずつの削除しかできないようです。PCに接続してみると約20MB(19.4MB)程度の容量しかなく、放っておくと直ぐに一杯になってしまいます。

自分の場合は、130の利用は通勤やトレーニングメインで、ライド後に毎回アップロードもしているので、正直保存しておくべきアクティビティはありません。基本的にはすべて不要なログなので、一括削除や、自動削除が望ましいのですが、いまのところ定期的にPCに接続して手動で削除しています。

バッテリー

バッテリーに関して、通勤がメインの利用であっても、色々と気になることが多くありました。通勤は往復2時間弱程度ですが、その精度も含め、以前はバーテリー残量が毎日に気になるレベルでした。感想としては520/820と比較すると、公表されている連続稼働時間(13時間)との乖離は大きく、ロングライド時にはモバイルバッテリーの併用が不可欠かと思います。

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バッテリーがもたない

過去のバージョンでは、バックライト表示が単純なON/OFFしかありませんでした。上位機種のような「AUTO」の選択肢はないので、ハードウェア的にも照度計はなく、マニュアル設定のみになります。
通勤の帰りは暗くなることが多いため、バックライトは常時ONにしていたのですが、往復2時間ほどの距離でギリギリな感じでした。毎日充電しているような状況で、充電し忘れた時には暗い状況でもバックライトの設定をOFFにしたり、最悪帰宅中に切れてしまうこともありました。

バージョンアップで、ちょっと改善

よほど要望が多かったのか、3.00から「LOW/MEDIUM/HIGH」の3つから選択できるようになりました。現在は「LOWの常時バックライトON」に設定していて、毎日充電しているような状況こそ変わらないものの、1日ぐらい充電し忘れても大丈夫なようになりました。

ただ残念なことに、今回のバージョンアップで「常時バックライトON設定時には毎回起動時にアラートが出る」面倒な仕様に変更されていましました。よほど苦情が多かったのか、ユーザーへの注意喚起を含めての、バッテリー稼働時間に対しての対応でしょう。
とはいえ、乗車時に毎回設定を変えるのもおっくうなので、いまはアラートは毎回キャンセルしています。

バックライトに関連してのバッテリーの諸問題は、おそらくハードウェア的な問題でソフトウェアのみでの対応は難しく、今後も大きな改善は見込めない感じがしています。

バッテリー残量の精度が低い

Edge 130では、バッテリー表示が数値ではなく、過去のバージョンでは3本のバーで表現されてました。ただ、このバッテリーの残量表示ががなんとも不正確な感じで、ちょっと走ると1本になったいたり、気がついたらいきなり電源が切れてしまっていたこともありました。通勤で安心して使うためには、毎日充電しなくてはいけない状況でした。

こちらもバージョンアップで、ちょっと改善

こちらも、3.00から3本表示から5本表示に改善されました。やや残量計算も正確になり、バー表示も多少は信頼がもてるようになりました。

ただ、精度については相変わらずのところも多く、通勤の往路では1本しか消費していなかったのが、後半にいきなり3本消費して、残量が1本になっていたり、あいかわらず信頼できない感じです。ここは本体の性能的も関係しているのか、上位機種の数字表示のような精度の高い対応は難しいのかもしれません。

停止してからラップボタンが押せない

ちょっと細かなところですが、Edge 130では停止ボタンを押した後に、ラップボタンを押しても反応しません。520/820では、停止ボタンを押した後にラップボタンを押すことが多いのですが、それができません。

現状では、ラップボタンを押した後に、停止ボタンを押すようにしていますが、厳密にはライド再開時には、停車前のデータもふくまれるため、改善してもらいたいところです。

移動中のアラート表示がない

前述のGPSの捕捉が遅い件と関連しているのですが、移動中に開始ボタンが押されていない場合に、アラートが表示されません。520/820では、自転車が移動している場合に開始ボタンが押されていないと、警告画面が表示されるのですが、Edge 130では、その表示はありません。

結果として、スタートしてから、開始ボタンを押していない(またはGPSの未捕捉のため開始に失敗している)のに気づかない場合が、3ヶ月たったいまでも時々あります。

結論 – 慣れれば大丈夫?

結論としては、正直、いまとなってはEdge 130に、だいぶ慣れてしまってます。最初は通勤がメインでしたが、最近では平均ワットでのトレーニングにも慣れてしまっています。おそらくレースであっても、決定的に困るようなことはなさそうです。

ただ、自分の場合には、通勤路が毎日同じで、TSSやNPが推定できるのは、ちょっと特殊なケースだと思います。細かい点を含めて、購入してから気がづいてしまったというのが正直な感想ですが、基本的に対応していないトレーニング関連などの表示できない項目や、モバイルバッテリーを併用できず連続稼働時間に不安がある場合には、素直に上位機種の購入をお勧めします。

また、今回の記事には触れませんでしたが、ConnectIQなどの活用や、バッテリー関連で改善された点のように今後のバージョンアップやで、改善が期待できるところもあると思います。そのため、今回の記事は、ちょっと参考までに読んでもらえれば、ありがたいです。