Wahoo SPEEDPLAY COMPペダルとEASYテンションクリート

Wahoo SPEEDPLAY COMPペダルとEASYテンションクリート

昨年から、Wahooからリニューアル[1]されたSPEEDPLAYのペダルを愛用してきました[2]。ただし、ペダルが1組だけだと、自転車毎の着脱も面倒です。感触も良かったので、追加のダルとして、ZEROと同時に販売開始されたSPEEDPLAY COMPを購入してみました。 SPEEDPLAY ZEROとCOMPペダルはスピンドル材質、ステンレスかクロモリかの違いがありますが、どちらも剛性的には充分です。また、COMPに同封品として付属しているEASYテンションクリートにより、着脱がかなり容易になり、SPEEDPLAYペダルの利用位頻度が、ますます増えそうです。 付属品 – EASYテンションクリートが同封 基本的には、ZERO[2]とCOMPの製品構成は一緒です。ただし、標準で付属しているクリートに違いがあり、ZEROが標準的なクリート、COMPがEASYテンションクリートの付属となります。 EASYテンションクリートやクリートカバーは、標準クリートと比較しても寸法的な相違はなそうさうです。ただし、現状ではCOMP同封品や単体で購入できるEASYテンションクリートには、クリートカバーの隙間を埋めるクリートサラウンドは付属していないようです。 感覚的な話ですが、やはりクリートサラウンドがないと、隙間が気になります。クリートサラウンドが無くとも、クリートカバーは外れにくいとは思いますが、今回は、元々別途単体で購入していた標準クリートのクリートサラウンドを流用して組み合わせています。 踏み感: ◎ 剛性感は充分 試走してみてSPEEDPLAY ZEROとCOMPのスピンドル材質的な違いがあるか試してみました。ただし、どちらも剛性的には充分で、スピンドル材質的な違いや、違和感を感じることはありませんでした。 また、ペダル本体や、踏み面の材質については、ZEROとCOMPとの違いは無さそうです。ただし、COMPのスピンドル材質はクロモリですので、ZEROのステンレスと比較すると、経年劣化的な観点では錆が出やすいかもしれません。 着脱: ◎ EASYテンションクリートは簡単 元々、標準クリートを別途単体で購入していた経緯もあったのですが、せっかくの機会にとCOMP付属のEASYテンションクリートも試してみました。クリートサラウンドはCOMP同封品には付属していないので、元々装着していた標準クリート付属品から流用して装着しています。 試してみて良かったというか、驚いたのはEASYテンションクリートは、明らかに標準クリートより装着が簡単です。標準クリートでは、今だにペダルを嵌めるためにはダンシングが確実[2]で、明確に踏み抜くような動作が必要でしたが、EASYテンションクリートはスタート時に座りながらでもペダルが簡単に嵌められます。 部品を確認してみると、EASYテンションクリート(下図下)のCリングの形状は、標準クリート(下図上)と比較すると、ペダル脱着部以外の、Cリングのバネ部分が細めです。 装着動作は標準プレートとは明らかに異質で、装着に必要な動作は、むしろTIMEペダルと似ているほどです。踏み抜く動作というよりは、足を乗せると自然にカチャッとはまる感じです。標準プレートからは、明らかに装着が簡単なので、街乗りやロングライドでペダルの脱着が多い方に方には、お勧めです。 Cリングが細くなったものの、脱着については、標準クリートとの違いは感じられず、外れやすいといった感触もありません。一般的な利用においては、EASYテンションクリートを好むユーザー層が多いのではないでしょうか。 最後に – EASYテンションクリートはお勧め 今回、ペダル交換を省略するために、追加でSPEEDPLAY COMPペダルを購入してみました。スピンドル材質がクロモリのため対腐食性は劣るとは思いますが、剛性感的にはステンレス材質のZEROと遜色なく、COMPペダルはお買い得だと思います。 また、今回試してみたEASYテンションクリートは、標準クリートと比較するとCリングが細めです。耐久性は劣りそうですが、軽い装着感は多くのユーザーにとって明らかなメリットになりそうです。今までは、ペダルの脱着が多い街乗りなどでは、SPEEDPLAYペダルは嫌煙していたのですが、EASYテンションクリートで利用頻度が増えそうです。…

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Wahoo SPEEDPLAY ZEROペダル – 1ヶ月利用してみて

Wahoo SPEEDPLAY ZEROペダル – 1ヶ月利用してみて

今回、Wahooからリニューアル[1]されたのを機会に、初めてSPEEDPLAYのペダルを購入してみました。購入から1ヶ月、富士ヒルクライム[2]などのレース参加と合わせて、屋外を中心にしばらく実走を続けてきました。 ペダリングシステムとしては特徴的な面もあり、実走を続けてみて一長一短のある感想となりましたが、やはり他社ペダルと比較して踏み込みトルクや足首角度が意識しやすく、自身のペダリングを見直す機会になったのは最大の収穫です。今回、SPEEDPLAYで得られたペダリングの感触は、他社ペダルにも応用できそうです。 付属品 – 各社シューズに対応 ペダル本体には、各社シューズや各シューズサイズに応じた取り付けが可能なように、複数のシムや取り付けネジが付属しています。別売りの他社ペダルと違い、シムや取り付けネジを取り付けながら最適なものを選べる構成です。 シムはシューズ底面の湾曲に合わせて2種類、取り付けネジはシューズの底面の厚みに応じて長短選べます。特に今回初めての購入となるだけに、別売りで購入を躊躇するよりは、初心者には有り難い付属品の配慮です。 設定: △ (調整幅が狭い?) 今回、41EUサイズのfi’zi:kのシューズ(R1B INFINITO BOA)に取り付けましたが、ベースプレートは最初についていた青色のシムで隙間なく取り付けられました。ただし、説明書に記載があるように、シューズ底面とベースプレートに隙間がある場合には、付属の別のシムとの交換になります。 気になった点としては、ベースプレートの調整幅が狭いかも?ということです。最初に、最近主流になりつつある母指球と小指球の中間ラインにペダル軸を合わせたのですが、以下の写真にある通り、後退幅にほとんど余裕がありません。 最終的には、踏み感の違いから最大限までベースプレートを後退させるのですが、なんとか調整できたものの、シューズとの相性や、極端に深い位置のクリート位置を好む人の場合には、調整が出せないかもしれません。 着脱: △ (踏み嵌め動作が必要で緩め) 最初はベースプレートの確認をかねて、室内でステップインしてみたのですが、全然嵌まりませんでした。「馴染みがでるまで嵌めにくい」噂は聞いていたので心配しましたが、外に出ていろいろ試してみたところ、案外早くにコツを掴むことができました。金属の馴染みが必要と言うよりも、独特の装着方法を意識して慣れていく感じです。 「ダンシングして、クランクを下死点で止め、ペダルを水平して踏み抜く」動作をすれば確率高く装着できます。いまのところ「サドルに座り漕ぎながら瞬間的に踏み込んでペダルを嵌める」動作は成功率が低く、どうしてもダンシングして踏み込んで装着する頻度が高いので、若干街乗りには不向きかなと思います。 両面ペダルとは言え、SPDのようにガチャ踏みして適当に嵌まることはないので、シィティングにしろダンシングにしろ、明確に嵌めるための踏み込み動作が必要です。他社のロードペダルのように、ダンシングの必要なく、クランクを回しながら軽い動作で装着できるほうが、片面で裏返るデメリットを考慮しても、街乗りではストレスがないかもしれません。 対して、ステップアウトについては簡単で、他社ペダルと比べると、かなり軽い感触です。その反面、フローティングはかなり軽く、フローティング角度は無段階で調整できるものの、フローティング角度を狭くすると簡単に外れてしまうので、固定的な感触が好みの方には、この緩さが気になるかもしれません。 踏み感: ◯ (縦方向に安定、横方向は不安定) ペダルが小さいため、実走前はSPDペダル的な感触も想像していましたが、SPDのような点で踏むような感覚は全くなく、他社のペダルとは異なり、前後の広い面で踏んでる感触があり、独特の安定感があります。むしろ、往年のSPD-Rのような縦方向の安定感が感じられます。 ただ、仕様的にはスタックハイトは低いものの[3]、剛性感を踏まえてのダイレクト感は、シマノやLOOKのペダルより低めで、タイムのペダル的な感触でしょうか。もう少し剛性感があっても良い感じがもしますが、硬い感じはなく踏み込めるので剛性的には適切なのかもしれません。 縦方向: ◎ (安定)…

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PD-ED500 – PD-M530と踏み面積の比較

PD-ED500 – PD-M530と踏み面積の比較

通勤用ロードバイクのペダルとして、PD-ED500を買い増しました。最近は、以前のようにSPDペダルで通勤やツーリングに出かけることが多くなり、複数のロードバイクのペダルを付け替える手間を減らそうと思ってのことでした。 ただ、PD-ED500を買ってはみたものの、結果的には試乗することもなく、今回はオークションで売却してしまいました。理由としては、購入前によく確かめれば良かったのですが、ちょっとペダルの形状が想定とは違ってたためです。 PD-ED500とは? ロード向けSPDペダルとしては片面ペダルのPD-ES600[3]がラインナップされていますが、PD-ED500はシマノの製品ページ[1]をみるとEXPLORERに分類されています。特徴としては「ダブルサイドライトアクションSPD、頻繁な嵌合および切り離しに対応」「ロードバイクにマッチするクリーンな外観」とあります。 製品説明にあるライトアクションSPD[2]については、 着脱が容易なクリッカー(Click’R)[4]ペダルとも異なるようですが、クリッカーとおなじく着脱は容易で、主にレクリエーションを目的に設計されているとのことです。 接触面の確認 (PD-M530 > PD-ED500) PD-ED500を購入してみて気になったのは、その形状でシューズとの接触面が少ないことです。写真では分かりにくいのですが、実際に現品を見てみると、シューズの接触する平らな面が少なく、接触面積については、ひと昔前のSPDと同じような感じです。 試しに、最近のSPDシューズ(MTシリーズ)に装着して、その接触面を確認してみましたが、やはり見た目通り実際にシューズ底面と接触している部分は少なく、面ではなく点で接触している感じです。 同じシューズを最近通勤で使用しているPD-ED500[5]に装着してみると、こちらはシューズ底面とペダルが広い面で接触しているのが分かります。 両方のペダルを比べてみると、PD-ED500ではシューズ底面がかなり浮いている状態で、接触面の少なさは顕著です。最近のシマノやLOOKなどのSPDペダルは、トレイル用途向けに踏み面積拡大がひとつのトレンドですが、ロードバイクを前提にしたPD-ED500では、ちょっと方針が異なるようです。 PD-M9020/PD-M530との形状比較 最近のゲージ付きSPDペダルは、PD-M9120のように最適化対象のシューズが明記されている場合も多い[6]のですが、PD-ED500にはその記載はありませんでした[1]。手持ちのPD-M530とXTR PD-M9020と比べてみると、あきらかに接触面が平らではなく、いかにも接触面積は少なそうです。 PD-ES600の詳細な仕様についても明記はされていないのですが、実測を含めて新旧のシマノSPDペダルの仕様を整理してみると、以下のような感じです。 -  PD-ED500 PD-M530 PD-M9120 PD-M9020 PD-M980 PD-M970 モデル年度 2017 2012 2018 2015…

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LOOK X-TRACK EN-RAGE (PD-M9020との比較)

LOOK X-TRACK EN-RAGE (PD-M9020との比較)

最近、LOOKのMTB系のペダルが刷新されたため、カンパニョーロコンポのロードバイク用ペダルも意識して購入してみました。刷新前は、LOOK独自規格(S-Track)だったのですが、現行品のX-TrackではシマノのSPD互換となったための購入です。 直近のシマノのPD-M9120の刷新[1]にもみられるように、近年のMTBペダルはトレイル重視の設計で、踏み面積の増加と踏み面の後方へのオフセットがトレンドのようです。 さらに、今回のペダルでは、これらのトレンドに加えて、踏み面の傾斜も取り入れられています。これらの設計トレンドを、平坦路も多いロードバイクや通勤視点でレビューしてみたいと思います。 XTR PD-M9020との比較 製品説明にあるとおり[2]、このLOOKペダルもトレイルやエンデューロむけに設計されたペダルとのことです。現行のシマノのPD-M9120とおなじく踏み面が後方にオフセットされており、さらに踏み面に角度がついていて傾斜している形状が取り入れられています。 PD-M9120もトレイルやエンデューロむけに最適化されており[1]、安定性のための踏み面積の向上と、フラットペダルの乗車感再現のための踏み面の後退が最近のトレンドのようです。 ロード用としてみると、この設計トレンドは微妙なところですが、実測を含めてPD-M9020比較してみると以下のような感じです。 -  LOOK X-Track En-Rage Simano PD-9020 LOOK X-Track En-Rage Plus 重量 210g 379g 225g 踏み面積 545mm 585mm 664mm 踏み面傾斜 +5° 0° +5°…

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通勤用自転車のペダルをSPDに (Shimano XTR PD-M9020 + MT7)

通勤用自転車のペダルをSPDに (Shimano XTR PD-M9020 + MT7)

冬にむけて寒くなってきたので、通勤用のペダルをロードバイク(LOOKメイン)ペダルから久々にSPDペダルに変更することにしました。例年であれば、ロードシューズにカバーをしたり、フラットペダル(+ハーフクリップ)に交換していましたが、10年ぶりぐらいのSPDペダルへの復帰です。 なぜSPDをやめたのか? 最近こそ、ロードバイクやフラットペダルで通勤することが多くなりましたが、10年ぐらい前は、通勤でもツーリングでも、どこにいくのもSPDペダルをメインにしていました。ただ、当時はいわゆる「点で踏む」ような感覚が強く、乗車中にビンディング部分の足裏が痛くなりがちで、ちょっと遠出をしたときには、もう漕ぎたくなるほどでした。 それでも通勤には常用はしていたのですが、しだいにフラットペダル(+ハーフクリップ)での運用が多くなっていきました。最終的には、5年ほどまったく使わなくなった期間もあり、すべて売却してしまった経緯があります。 再びSPDに ただ、通勤だと駐輪場から歩いたり、帰りに寄り道したりして、どうしても歩く機会が多くなります。また、冬になり寒くもなってきたので、通気性はそこそこの暖かいシューズが欲しくなり、いちどSPDペダルに戻してみようと思い立ちました。 歩行面では、普通のシューズが使えるフラットペダルが最強だとは思うのですが、ハーフクリップでビンディングペダル並みの走行感はあるものの、どうしてもハーフクリップでシューズが傷ついてしまします。 ロードバイペダルだと、冬は(カバーをするにしても)シューズの通気性が良すぎますし、やはり脱着の多い通勤ではクリートの減りが気になります。 ケージ付きSPDペダルは、現代版のSPD-Rか? また、最近はロード用やトレイル用の踏み面が広いSPDペダルがリリースされており、シューズのソール剛性もあがっている背景とあわせて、「もしかして足裏は痛くならないのでは?」と思っていたことです。 その踏み面の形状や面積は、(後述するように)かつてのSPD-Rペダルを彷彿させるものがあり、パワー伝達効率の向上面でも、以前から期待感をもってました。 また、ポップアップゲージ付きのSPDに比べると、最近のトレイル用のSPDはスタイリッシュでロードバイクにもデザイン的に合いそうなのもポイントでした。 SHIMANO XTR PD-M9020 vs PD-M9120 とは言え、以前使用していたSPDペダルはすべて売り払ってしまっていたので、今回、SDPペダルとシューズはセットで新しく買い直しとなりました。XTRの耐久性と回転の良さはは実感していたので、ペダルは型落ちでセール品のPD-M9020を購入しました。 現行品のPD-M9120は、PD-M9020と比較すると踏み面が後方に伸び、見るからにペダルとシューズの接触面積が増えています。後方部に長い踏み面は珍しく、これはエンデューロレーサーからの要望でフラットペダルでの乗車位置を再現するための設計とのことです[1]。 新型ペダルのクリート位置は、ペダル後部に足を移動するために、母指球より上にずらす感じでしょうか。ただ気になるのは、新型は前方部の面積が減っており、通常のクリート位置を考えると、旧型のほうが面積は確保されています。ここらへんは、野山を駆け巡るエンデューロ向けの設計なので、最近の土踏まず側にクリートが移動しているロードのトレンドとは相反する感じです。 新型の長い接触面は気になるところですが、ロードでのクリート位置を考えると旧型が適正とも思い、今回はベーシックな形状の型落ち品のPD-M9020を選択しました。踏み面位置と価格的な要素もありますが、なによりデザイン的には現行品よりも旧型のペダルの方が、スタイリッシュでロードバイク向きな感じがします。 SHIMANO MT7 シューズについては、通気性が良すぎず暖かく、剛性があり、なおかつ街中でも歩きやすいものを探しました。レース向けのものは剛性が期待できますが、正直通勤向けではなく、通気性も良さそうなので対象外としました。そこで、シマノがEXPLORERとして展開しているラインナップからソール剛性感が高いMT7を選びました。 シマノ曰く、EXPLORERは「通勤やツーリング(オンロードおよびオフロード)のために、あるいはレクリエーションや健康維持のために自転車に乗るサイクリストに最適な製品ラインです」とのことで、目的にも合致しています。EXPLORERのソール剛性は2〜5のものがラインアップされており、MT7のソール剛性は上位レベルの「4」になります。 乗ってみてどうだったか? この2ヶ月ほど通勤や短時間のトレーニングに乗り回してみて、かつてのSPDのネガティブなイメージは、まったくなくなりました。いわゆる「点で踏む」ような感覚が少なくなり、かつての足裏が痛くなる兆候もありません。走行感も、トレイル用のゲージの効果か、通常のロードバイクのペダルとそれほど遜色がない感じです。 SHIMANO XTR PD-M9020…

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PowerTap P1 – 電源キャップ(V2)への交換と点検依頼

PowerTap P1 – 電源キャップ(V2)への交換と点検依頼

最近、海外通販サイトからの購入したPowerTapのペダル型パワーメーでであるP1の電池の持ちが急激に悪くなりました。日本国内でもキルシュベルクさんが開設しているサポートセンターがありますが、これを契機にPowerTap本社に直接修理の相談をしてみました。 結果的には、故障状況確認のためPowerTap本社へのセンドバックでの対応となりましたが、大変満足できる対応をして頂けました。参考までに、今回の点検依頼の経緯をまとめてみます。 故障の状況 PowerTap P1のファームウェアを30.026にバージョンアップしたのを起因としてか、数ヶ月前から、右側ペダルの電池のみが極端に消耗してしまう現象が発生するようになりました。 公称駆動時間は60時間で、ライド中の動作には問題はないのですが、日を跨いで乗ろうとすると右側のペダルのみ電池残量がなくなっているような状況です。 STEP1 : 海外窓口への連絡 しばらくは、ライド毎に新しい電池に交換して凌いでいましたが、PowerTapに問い合わせてみました。海外販売店(Wheelbuilder)からの購入品でしたが、今回は販売代理経由ではなく、直接PowerTap社のサポート窓口に問い合わせしてみました。 PowerTapのサポート窓口としてはメールでの問い合わせをしましたが、特に指定フォーマットはなかったため、今回の不具合内容と、購入した販売店、シリアル番号を伝えました。 STEP2 : 購入代理店の確認 問い合わせてみると、早速、以下の画像と合わせて「PowerTapの電池キャップがV2かどうか?」の確認の連絡がありました。旧型の電池キャップ(V1)だとショートして電池が可能性があるとの回答でした。 手持ちの電池キャップを確認してみたところ「V2」の記載がないため、確かに旧型(V1)でした。その後、改めての販売代理店の確認のやり取りがあり、先方で確認がとれたのか「Wheelbuilderの購入品は、販売代理店経由ではなくPowertap本社で対応する」との承諾の回答がありました。 STEP3 : 電源キャップ(V2)の依頼 PowerTapからの回答としては「V2の電池キャップを試してみるか」「修理のためセンドバックの手続きをとるか」の判断を求められました。PowerTap社としては、いきなりのセンドバックでも構わないとのことでしたが、まずはV2の電源キャップを送付してもらうよう依頼を出しました。 STEP4 : センドバック修理の依頼 依頼してから、直ぐに対応してくれて6日後にV2の電源キャップが到着しました。V1と比較して素材や構造に大きな違いは見られないのですが、キャップの頭部、ネジ部ともにV2の方が長くなっているのが特徴です。 ただ、1週間ほど試してみたものの、右側のペダルだけが急速に電池を消耗する状況は変わりませんでした。改善されない旨を伝えると、センドバックでの修理依頼となりました。指定されたSarisのウィスコンシン州のサリス社(Saris Cycling Group)のサポートセンターに、EMS(国際スピード郵便)に送付しました。郵便料金は負担は、とくにやり取りはしていなかったので、当方負担で発送しました。 STEP5 : 修理完了…

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