いままで使っていた「ORTLIEBのサドルバッグが壊れてしまった」ので、新しいサドルバッグを探していました。購入してみたのは、おなじORTLIEBの最近リニューアルされたサドルバッグ2です。
シートポストバッグとの違い
いままでのシートボストバッグとまず違うのは、サドルレールに取り付けるアタッチメントが必要となることです。シートボストバッグはアタッチメントなしに取り外し可能でしたが、サドルバッグ2はアタッチメントはあるものの、ワンタッチで取り外しが可能です。
ロールクロージャーで閉めるのは共通ですが、その固定方法は両サイドがバックルに変更されており、よりしっかりと固定されそうです。従来のゴム紐でも開いてしまったことはなかったのですが、より安心できる固定方法に改良されています。
見た目には、サドルバッグ2が若干小さめに見えますが、容量的には4.1Lと、シートポストの4.0Lとより若干収容能力もアップしているようです。サドルバッグ2の中は、基本的にバックルの上面と底面のみに補強板があります。
シートポストの場合には、側面に全体の構造を支えるしっかりした補強板があるタイプでしたが、この簡略化が容量アップの要因のようです。また、上面のナット頭部もフラットになり、実質的な容量もありそうです。
取り付けの工夫 - ねじの交換
いったん、サドルレールにアタッチメントを取り付けてはみたのですが、付属しているプラスネジをドライバーで締め込むのは、結構大変でした。
そのため、現在は、レースで取り外したのを機会に、標準のプラスネジをTRUSCOのステンレス製の低頭六角穴付ボルト(B089-0525)に交換しています。
あまりアタッチメントの取り外す機会はないのですが、六角穴付ボルトへの交換により、取り付け作業もスピーディーに、なによりドライバーで作業するのに比べ、しっかり最後まで固定することができました。
走行してみて - 1泊2日に最適な容量
今回は、東京〜高崎(124Km)〜白馬(178km)〜東京(288km)の2伯3日のロングライドに、早速使ってみました。今回は、初日は移動日、2日目はサポートカーがあるのでバッグを背負っての出発です。
2日目は帯同しているサポートカーに、リアバックとサドルバックを預けての走行です。今回は、フロントバッグも装備していたので、補給食などはそちらに入れて走行しました。
そして、最終日は、最低限の装備をフロントとサドルバックに移しての帰宅です。不要になった荷物は、リアバッグごと宅急便で自宅に送り軽量化しました。
今回のツーリングで気が付いたことは、その安定性です。シートポストバッグは、あるていどの重さがあると振れルような感じがありましたが、サドルバッグ2ではダンシングしても、そのような感覚はありませんでした。
今回は、バックパックを背負っての2伯3日のツーリングで活用してみましたが、1泊2日程度であればこのサドルバッグは最適な容量ではないでしょうか。
また、今回の交換でサドルレールにアタッチメントがついますが、ORTLIEBの他のサドルバッグとも互換性があります。ワンタッチで脱着可能なので、通勤用のサドルバッグも交換してみようと思っています。