最近、海外通販サイトからの購入したPowerTapのペダル型パワーメーでであるP1の電池の持ちが急激に悪くなりました。日本国内でもキルシュベルクさんが開設しているサポートセンターがありますが、これを契機にPowerTap本社に直接修理の相談をしてみました。
結果的には、故障状況確認のためPowerTap本社へのセンドバックでの対応となりましたが、大変満足できる対応をして頂けました。参考までに、今回の点検依頼の経緯をまとめてみます。
故障の状況
PowerTap P1のファームウェアを30.026にバージョンアップしたのを起因としてか、数ヶ月前から、右側ペダルの電池のみが極端に消耗してしまう現象が発生するようになりました。
公称駆動時間は60時間で、ライド中の動作には問題はないのですが、日を跨いで乗ろうとすると右側のペダルのみ電池残量がなくなっているような状況です。
STEP1 : 海外窓口への連絡
しばらくは、ライド毎に新しい電池に交換して凌いでいましたが、PowerTapに問い合わせてみました。海外販売店(Wheelbuilder)からの購入品でしたが、今回は販売代理経由ではなく、直接PowerTap社のサポート窓口に問い合わせしてみました。
PowerTapのサポート窓口としてはメールでの問い合わせをしましたが、特に指定フォーマットはなかったため、今回の不具合内容と、購入した販売店、シリアル番号を伝えました。
STEP2 : 購入代理店の確認
問い合わせてみると、早速、以下の画像と合わせて「PowerTapの電池キャップがV2かどうか?」の確認の連絡がありました。旧型の電池キャップ(V1)だとショートして電池が可能性があるとの回答でした。
手持ちの電池キャップを確認してみたところ「V2」の記載がないため、確かに旧型(V1)でした。その後、改めての販売代理店の確認のやり取りがあり、先方で確認がとれたのか「Wheelbuilderの購入品は、販売代理店経由ではなくPowertap本社で対応する」との承諾の回答がありました。
STEP3 : 電源キャップ(V2)の依頼
PowerTapからの回答としては「V2の電池キャップを試してみるか」「修理のためセンドバックの手続きをとるか」の判断を求められました。PowerTap社としては、いきなりのセンドバックでも構わないとのことでしたが、まずはV2の電源キャップを送付してもらうよう依頼を出しました。
STEP4 : センドバック修理の依頼
依頼してから、直ぐに対応してくれて6日後にV2の電源キャップが到着しました。V1と比較して素材や構造に大きな違いは見られないのですが、キャップの頭部、ネジ部ともにV2の方が長くなっているのが特徴です。
ただ、1週間ほど試してみたものの、右側のペダルだけが急速に電池を消耗する状況は変わりませんでした。改善されない旨を伝えると、センドバックでの修理依頼となりました。指定されたSarisのウィスコンシン州のサリス社(Saris Cycling Group)のサポートセンターに、EMS(国際スピード郵便)に送付しました。郵便料金は負担は、とくにやり取りはしていなかったので、当方負担で発送しました。
STEP5 : 修理完了
修理依頼時には到着してから1週間ほどかかるとの回答がありましたが、送付してから2週間ほどで、PowerTapから荷物が届きました。送料につては、PowerTap社負担で、受け取り時に費用の負担はありませんでした。
しかも、送付されてきた製品については、シリアル番号からみても送付したものとは違う、新品(?)が送付されてきました。サイクルコンピューターに接続してみても、ANT番号も変更されていたので、新品交換での対応となったようです。しばらく乗ってみましたが、バッテリー消耗の問題は、完全に解消されているようです。
今回は、PowerTap本社に直接修理の相談をしてみましたが、購入した販売店の関係から、直接対応してもらいました。交換部品やセンドバックなどの輸送時間はありますが、非常に迅速に対応頂いた印象です。故障は望むべきものではありませんが、またの機会があれば、相談してみようと思います。