PowerTap G3の修理依頼 – PowerCapの不調

PowerTap G3の修理依頼 – PowerCapの不調

2019年4月に、PowerTaps社はSRAMに買収されてしまいましたが、今回PowerTap G3が不調になったため、現在のサポート状況を含め、修理の依頼をしてみました。 結果的に、今回は交換可能なPowerCapの不調のため、修理依頼までには発展しませんでしたが、サポート窓口については現在も運営されている状況が確認できました。 故障状況 故障の状況としては、出発時には問題はなかったのですが、1時間ほどの走行中に突然パワー計測がおかしくなりました。キャリブーションを実行しても、キャリブレーションエラーが継続するような状況です。 症状としては、パワー計測が安定せず、踏み込んでいてもパワーが計測できなかったり、踏み込まなくても数値が大きく変動するような状態です。 問い合わせの結果 – PowerCapの故障 2019年4月に、PowerTaps社はSRAMに買収され、今日現在Quarq製品として販売が継続されています。ただし、販売は継続されているもの、サポート窓口は閉鎖されているのか、ホームページ上にPowerTap製品に関する問い合わせ先は見つけられませんでした。 以前、PowerTapP1が故障した際には本社窓口にて対応[1]してもらいましたが、現在は問い合わせの窓口がなく、意図的にクローズされているような状況です。 STEP1 購入販売店への連絡 無償の保証期間は過ぎてはいるものの[2]。まずは購入した海外販売店(Wiggle)にメールにて問い合わせました。すぐに、販売店側での確認が取れ、PowerTapの修理窓口となるGoogleシートのフォームを教えてもらえました。 STEP2 故障状況の連絡 販売店からの教えれもらったGoogleシートが、現在のPowerTap製品の問い合わせ窓口のようです。指定されたGoogleフォームに故障状況など記入して送信しました。 前回のPowerTapP1の問い合わせ時[1]には、基本はメールでのやり取りでしたが、だいぶ定型化されたような印象です。 STEP3 故障原因の確定 – PowerCapの不調 Googleフォームへの入力後、メールにて返信があり、PowerTapの送受信部であるPowerCapの故障が疑われるとのことでした。電池の交換しての動作確認を求められましたが、正常に動作している他のPowerTapハブのPowerCapと交換してみると、故障個体のG3は正常に動作しました。 また、今回の症状は、電池交換直後しばらくは発生せず、発生時には電池を抜き差しすることで、一時的には解消されることがわかりました。幸いにも、今回不調になったPowerCapも騙し騙し使える状態なので、しばらくは様子を見るということで、サポート窓口には連絡し、終了となりました。 結論 – しばらくは様子見 今回、PowerCapの故障が原因と判断されましたが、PowerCapは簡単に交換が可能な部品です。修理の必要なハブ周りには問題がなく一安心です。幸いにも、PowerCapは予備もありますし、今回不調になったPowerCapも騙し騙し使える状態なので、しばらくは様子を見てみようと思います。 [1] PowerTap…

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PowerTap P1 – 電源キャップ(V2)への交換と点検依頼

PowerTap P1 – 電源キャップ(V2)への交換と点検依頼

最近、海外通販サイトからの購入したPowerTapのペダル型パワーメーでであるP1の電池の持ちが急激に悪くなりました。日本国内でもキルシュベルクさんが開設しているサポートセンターがありますが、これを契機にPowerTap本社に直接修理の相談をしてみました。 結果的には、故障状況確認のためPowerTap本社へのセンドバックでの対応となりましたが、大変満足できる対応をして頂けました。参考までに、今回の点検依頼の経緯をまとめてみます。 故障の状況 PowerTap P1のファームウェアを30.026にバージョンアップしたのを起因としてか、数ヶ月前から、右側ペダルの電池のみが極端に消耗してしまう現象が発生するようになりました。 公称駆動時間は60時間で、ライド中の動作には問題はないのですが、日を跨いで乗ろうとすると右側のペダルのみ電池残量がなくなっているような状況です。 STEP1 : 海外窓口への連絡 しばらくは、ライド毎に新しい電池に交換して凌いでいましたが、PowerTapに問い合わせてみました。海外販売店(Wheelbuilder)からの購入品でしたが、今回は販売代理経由ではなく、直接PowerTap社のサポート窓口に問い合わせしてみました。 PowerTapのサポート窓口としてはメールでの問い合わせをしましたが、特に指定フォーマットはなかったため、今回の不具合内容と、購入した販売店、シリアル番号を伝えました。 STEP2 : 購入代理店の確認 問い合わせてみると、早速、以下の画像と合わせて「PowerTapの電池キャップがV2かどうか?」の確認の連絡がありました。旧型の電池キャップ(V1)だとショートして電池が可能性があるとの回答でした。 手持ちの電池キャップを確認してみたところ「V2」の記載がないため、確かに旧型(V1)でした。その後、改めての販売代理店の確認のやり取りがあり、先方で確認がとれたのか「Wheelbuilderの購入品は、販売代理店経由ではなくPowertap本社で対応する」との承諾の回答がありました。 STEP3 : 電源キャップ(V2)の依頼 PowerTapからの回答としては「V2の電池キャップを試してみるか」「修理のためセンドバックの手続きをとるか」の判断を求められました。PowerTap社としては、いきなりのセンドバックでも構わないとのことでしたが、まずはV2の電源キャップを送付してもらうよう依頼を出しました。 STEP4 : センドバック修理の依頼 依頼してから、直ぐに対応してくれて6日後にV2の電源キャップが到着しました。V1と比較して素材や構造に大きな違いは見られないのですが、キャップの頭部、ネジ部ともにV2の方が長くなっているのが特徴です。 ただ、1週間ほど試してみたものの、右側のペダルだけが急速に電池を消耗する状況は変わりませんでした。改善されない旨を伝えると、センドバックでの修理依頼となりました。指定されたSarisのウィスコンシン州のサリス社(Saris Cycling Group)のサポートセンターに、EMS(国際スピード郵便)に送付しました。郵便料金は負担は、とくにやり取りはしていなかったので、当方負担で発送しました。 STEP5 : 修理完了…

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Mavic CXP Pro – PowerTap G3へのアップグレード

Mavic CXP Pro – PowerTap G3へのアップグレード

現状の9速ロード用のホイールを、とりいそぎ11速用に刷新してはみたのですが、通常ハブのホイールの一つを、パワーメータつきのハブに交換してみました。 いったん、パワーメータを導入してみると、なんとなくパワーのログがとれないライドが物足りなく思えてしまいます。かといって、自転車を乗り換えるたびに、ホイールを入れ替えるのも面倒なのが、今回のキッカケです。パワーメータが付きのハブとなりましたが、結果的には、交換前のホイール重量とほぼ同じ、若干軽いホイールにく仕上がりました。 PowerTap G3のスペック 今回はハブのみの交換で、リムは現状の32Hのリム(Mavic OpenPRO)を流用しています。交換の対象となるハブは105ハブ(FH-5800)でしたが、リアハブは前回のMavic OpenPROに組み合わせたものと同じPowerTap製のハブ、通常スポークタイプのPowerTap G3を選択しました。 今回の交換したハブ(Powertap GS)と交換前のハブ(Shimano FH-5800)の主要スペックです。PowerTap GSは見た目的には大きくも見えるのですが、意外なことに、パワータップに交換したほうが、ホイール重量的には軽くなります。 No メーカー 製品名 重量 (g) ホール数 クロス数 スポーク左(mm) スポーク右(mm) ホイール重量 (g) 1 Powertap GS 325 32 3 292…

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11速ホイールへの刷新とパワーメーター導入

11速ホイールへの刷新とパワーメーター導入

最近、驚かれることも多いのですが、いま乗っているロードバイクは、いまだに9速ベースのものばかりです。いずれも20年近く乗ってきたものですが、知らぬ間に半分アンティークな世界に足を突っ込んでしまった感じです。 とは言いつつも、さすがにホイールについては老朽化を感じることもあり、数年前から刷新を考えていました。ロードバイクのコンポーネント全般ですが、20年近くともなると、補修部品の入手も難しくなります。さらに、ホイールは、耐久性的な面では消耗品でもあるので、年代ものを修理するよりも、新規に組み立てるほうが安心感があります。 また、9速対応のホイールしか所有していないのが、11速化に踏み切れない要因の一つでもあったので、思い切っての手持ちのホイールを刷新することにしました。 11速対応ホイールの準備 とりあえずは、4台ほどのロードは常時稼働させたいので、それに合わせてホイールも4セット準備しました。直近は、通勤とトレーニングがメインなので、台数分で以下のホイールを組んでみました。 当面は、写真の通りスペーサーを入れての9速スプロケットでの運用です。全てシマノ対応ボディでシマノスプロケットの構成、カンパベースのロードもこちらで運用していきます。各ホイールの内訳は以下の通りです。 [1] Shimano HB-5800 + FH-5800, Mavic CXP Pro 32H, DT competition 2.0 [2] Shimano HB-9000 + FH-9000, Mavic Open Pro 36H, DT competition 2.0…

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