Mt.富士ヒルクライム 2023 参戦記

Mt.富士ヒルクライム 2023 参戦記

Mt.富士ヒルクライム 2023 参戦記

今年も、富士ヒルクライムに参加してきました。コロナ禍明けの初開催となりますが、フリースタートなど、コロナ禍期間に導入された変則ルールを継続[1][2][3]しての開催となりました。今年は海外からの参加も解禁となり、課題は見られつつも、久々に盛況な大会となりました。

肝心のレース結果は、84分という実力通りのタイムに落ち着きましたが、稀に見る晴天に恵まれた大会となりました。前日までは、開催が延期されるほどの線状降水帯による豪雨でしたが、レース当日は稀に見る快晴となりました

Ven-Topでの予想タイム (82:50)

今年は、自転車通勤こそ継続はしているものの、5分以上継続した負荷トレーニングは全く詰めていいませんでした。通勤の短距離では、体調も良かったので、なんとなく楽観的に、定番のロングライドやトレーニングメニューを詰まず、レース当日が近ついてきました。

とは言え、現状は把握しようと、仮想富士ヒルクライム[4]として、ZwiftのVen-Topに登ってみると、楽観的な予測とは裏腹に、83分と全く踏めない状況でした。自転車通勤の短時間での体調では自覚できていなかったのですが、想像以上に中距離の体力が落ちていました。

開催まで1ヶ月前の現実に、慌ててL4/L5のメニューを入れてみたものの、全く踏めず、目標出力も回数もこなせません。なんとか、体重だけはかろうじて落としつつ、当日を迎えることとなりました。本番タイムはVen-Topの試走結果と変わらない84分と、仮想富士ヒルクライム[4]として、図らずしもVen-Topの有効性を示す結果となりました。

レース当日 - 豪雨から一転の快晴

レーズ前日早朝までは、線状降水帯による豪雨による被害が各地で発生する状況でした。基本、毎年梅雨時に強行される富士ヒルクライムですが、今年は現地はもとより交通機関の乱れから、早々に運営側から開催可否確認の告知がありました[5]

ただ、開催可否告知時刻の15時[5] を過ぎても告知は出ず、判断は難航していました。受付の締切時間もあるため、見切りで移動を開始したもの、最終的には現地に到着する17時時点での開催が確定[6]、当日は稀に見る晴天での開催となりました。

本番当日は、コロナ禍期間に導入された変則ルール[1][2][3]で、スタート時間は実績値ではない申告制、一斉ではなくフリースタートでの出走が継続されての開催です。ただ、今年はスタートから計測開始地点まで渋滞するなど、異様な雰囲気でのスタートとなりました。

この渋滞は、参加者が増えた影響でしょう、明らかに昨年より参加者が多く、海外からの参加者も見受けられます。往年のの富士ヒルクライムの活気が戻ってきた感じですが、自己申請でのスタート時刻、フリースタート、はたまたプロ選手によるグループライドに起因する渋滞があったりと、一合目までは混沌とした状況でした。

レース結果 - 84:02

当日は、昨年のシルバーペースの記録[1]を目安に登りましたが、せっかくの晴天に恵まれたものの84分と、10分近く大幅に遅れての登頂となりました。やはり実力以上の結果は得られませんでした。昨年の記録と比較してみると、1号目まではスタート時やグループライドによる混雑もありつつ、全区間で均等に目標タイムから2分弱ほど遅れる形となりました。

No 経過時間 距離(km) チェックポイント 区間時間 - 平均パワー(W) - 平均心拍数 - 平均ケイデンス -
1 01:38 0.52 料金所 01:38 (-0:05) 317 (+36) 146 (+5) 68 (-3)
2 20:05 5.50 1合目 18:27 (+2:08) 232 (-25) 166 (+5) 71 (-6)
3 32:09 8.92 2合目 12:04 (+1:02) 211 (-19) 163 (+4) 68 (-7)
4 45:43 12.62 3合目 13:34 (+1:30) 200 (-21) 155 (-15) 65 (-9)
5 62:16 17.05 大沢駐車場 16:33 (+2:23) 196 (-25) 155 (-13) 60 (-12)
6 82:02 23.78 ゴール 19:46 (+1:51) 191 (-12) 165 (+16) 73 (-4)

1号目までの実質的な混雑の影響は、多くても30秒ほどだったでしょう。混雑を差し引いても、1合目の看板を過ぎた時点で、かなり遅れていることは明らかだったので、シルバー目標タイムへの挽回できず、あとは気持ちと共にズルズルと後退していった感じです。

レース結果を分析してみると、全区間で目標としていたパワーは20Wほど低く、さらにケイデンスも10回転ほど遅く出力不足をカバーできていません。まず何よりもトレーニング不足による低出力が問題ですが、当日のペダリングも全くケアできていなかったのが、主な敗因だった感じです。

最後に - 参加機材と反省

今年も、コロナ禍の開催となりましたが、参加者も例年の開催に戻りつつある大会となりました。今年も、自己申告制による出走や、グループライドもあり、スタート直後は足並みが揃わず安全第一のレース展開でしたが、何より自分の実力不足な大会となりました。

Component Specification
Frame Cannondale CAAD4 - Saeco Term Replica
Fork LOOK HS3 Carbon 1 inch Threadless
Headset Shimano Dura-Ace HP-7410 + HIRAME Threadless Converter
Shifters Simano Dura-Ace ST-9001 11 Speed
Front Derailleur Shimano Dura-Ace FD-R9100 11 Speed
Rear Derailleur Shimano Dura-Ace RD-R9100 11 Speed
Crankset Shimano Dura-Ace FC-7701 180mm
BB Shimano Dura-Ace BB-7710
Brakes Shimano Dura-Ace BR-R9100
Stem Deda Zero 1 120mm
Handlebar Deda RHM 02 400mm
Seatpost Deda RSX 01 27.2mm
Sprocket Shimano Ultegra CS-R8000 11 Speed 11-32T
Chain Shimano Dura-Ace CN-HG901 11 Speed
Pedals Wahoo SPEEDPLAY ZERO [7]
Wheels KINLIN XR-200 + POWERTAP GS [8]
Tires CONTINENTAL GRAND PRIX 5000 23C

結果としては、84分と本番直前の仮想富士ヒルクライム[4]の試走の予想通りの結果となってしまいました。やはり、淡々と進むヒルクライムにおいては、普段の実力通りの結果を得るには、もう少し気を引き締めて登るべきでした。

ただ、コロナ禍は過去のものになりつつあり、レース運営は通常に戻りつつあるようです。今後は、コロナ禍での直前の開催中止の判断もなくなりそうですので、今年の後半戦も、ひき続き頑張ってみたいと思います。