Wレバー SL-7700 インデックス11速化 – SL-BSR1 SISユニットへの換装

Wレバー SL-7700 インデックス11速化 – SL-BSR1 SISユニットへの換装

Wレバー SL-7700 インデックス11速化 – SL-BSR1 SISユニットへの換装

フリクションの保持力がなくなった、シマノの9速のWレバーであるSL-7000を修理しました。構造的に分解は難しいため、11速のバーエンドシフトレバーであるSL-BSR1のパーツを流用しての修理です。結果としては、11速インデックスレバーへのアップグレードです。

SL-BSR1 SISユニットへの換装

まずは、フリクションの保持力のなくなった、SL-7700レバー右側のSISユニットを交換します。SL-BSR1については、SL-7700[1]とは異なり部品図が展開されておらず[2]現物での確認となりましたが、SL-7700と互換性はあり、問題なく換装できそうです。

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ただし、写真からはわかりづらいところですが、以下のSL-7700部品図のストッパーワッシャー(下図④Y6803110)と、SL-BSR1のストッパーワッシャー(型番不明)には、互換性はありませんでした。SL-7700のストッパーワッシャーを流用して、SL-BSR1のSISユニットを左レバーに組み付けます。

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正確にいえば、以下のSL-BSR1部品図のアダプダー(下図②Y6J601000)と、SL-7700のアダプター(上図⑥Y6433810/Y6434300)を含めての互換性がありません。なお、ワッシャー(上図⑤67A0600)については、SL-BSR1の部品図に記載はないもの、同じ部品でした。

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ちなみに、フロント側の左側のWレバーについては、9速レバーであっても問題なく11速フロントディレイラーを動作できます。今回は、SL-7700の左レバーをそのまま流用します。

交換してみての形状

交換してみると、インデックス専用のSISユニットのためか、交換前よりややスマートな形状となりました。下の写真は、左からSL-7700ノーマル、SL-7700 + SL-BSR1 SISユニット、SL-BSR1 + SL-7700 SISユニットの順で並べたものです。

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上から見てみても、SISユニットにインデックス切り替えのリングがないため、形状的には一回り小さい印象で、やはりスマートに見えます。ENE 11S SHIFTERとはことなり、外面的には左右同じ大きさに見えます。

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11速Wレバーとしての可動域

SISユニットの換装は問題ありませんでしたが、もうひとつSL-BSR1の可動域がどうなのかは、購入前には判断できなかっとところです。ENE 11S SHIFTERと異なり、左右対象のレバーのため、可動域が大きくなりレバーが引きづらくなる懸念がありました。

ただし、この懸念についても問題なく、実用上問題はありませんでした。以下の写真が、SISユニット換装後のSL-7700を装着してみて、一番ハイ側(11速)にレバーを倒してみたものです。

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一番ロー側(1速)に引いてみたのが以下の写真ですが、こちらの倒れこみ角度も走行上問題はない角度です。

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実際に走行してみましたが、やはりインデックスで変速が素早くできる点は魅力的です。最近はフリクションタイプのWレバーの引きの軽さ慣れていたので、ひさびさのインデックス、それも新品での引きの重さの感覚の違いに戸惑いもありましたが、しらないうちに慣れてしまいました。

現時点では、シマノ公式には11速のWレバーは販売されていませんが、今回11速のバーエンドシフターを流用して、インデックスのWレバーを準備してみました。換装前は、いろいろと懸念事項はあったのですが、しばらく乗ってみても問題はなさそうです。

また、実際の取り付けには、11速に対応したリアディレイラーへの換装が必要となります。次回は、実際の組み付けたロードバイクについてまとめてみたいと思います。