TIGORA BASIC WARM – 素材がかわってました

TIGORA BASIC WARM – 素材がかわってました

TIGORA BASIC WARM – 素材がかわってました

冬の寒くなるこの時期の自転車通勤用や短時間のトレーニング用のアンダーウェアとして、数年ほどアルペンのTIGORAのコンプレッションインナーを愛用しています。TIGORAは、スポーツDEPOなどの店舗を展開しているアルペングループのプライベートブランドで、さまざまなスポーツ用品が展開されています。

TIGORA BASIC WARM とは ?

TIGORAのアンダーウェアには高機能なものもありますが、購入しているのはTIGORA BASIC WARMとよばれる、裏起毛のある暖かいタイプです。このBASICは、TIGORAのラインアップでも、いちばん低価格なコンプレッションインナーですが、裏起毛(WARM)バージョンがあり、締め付け感が少ないのが気に入っています。

TIGORAもそうですが、他社製品もこれより上位レベルの製品になると、コンプレッションの締め付け具合がキツくなり、生地が厚くなりがちです。ただし、毎日の通勤や短時間のトレーニング目的には、この弱めの締め付け具合が価格を含めちょうど良い感じです。

セールを利用すると、かなりお買い得

いま、利用しているものが3シーズン目迎え、だいぶタイツが擦り切れてきてましたので、正月明けに数着追加で購入しました。この製品の良いところは、実用性に加え、店舗でのセール時期とあわせれるとお得に購入できることです。

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店頭にでかけた時期には、写真の値札にある通常値引きに加え、まとめ買いで20%引きの追加セールが実施されていました。結果的に、今回の購入価格は上下合わせた1セットで4000円程度、実質40%以上の値引きで、かなりのお得感がありました。

素材構成が変わってる!

まだ、この時期は、通勤出発時の気温が5℃ぐらいあるので、このアンダーウェアに可能な限り薄手のアウターを着込んで出発します。通勤の強度はある程度高めで、到着する頃には、アンダーウェアがうっすらと濡れた状態になります。なるべく汗を発散させたい目的での薄着なのですが、2年前に購入したものと濡れ具合が、ちょっと違うことに気がつきました。

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乗車中の不快な感じはないのですが、脱いだ時に発散しきれなかった汗が粒のような感じで裏地に残っていました。旧製品では、汗が裏地に染み込んで単純に濡れた状態でした。まだ、新しいからかとも思ったのですが、素材を確認してみるとポリウレタンの比率が、他社製品と比べても多めに変更されていました。

素材 TIGORA BAISC WARM (2018) TIGORA BAISC WARM (2016) NIKE PRO (参考) UNIQLO HEATTECH (参考)
ポリエステル 81% 91% 88% 33%
ポリウレタン 19% 9% 12% 5%
レーヨン - - - 34%
アクリル - - - 28%

ポリウレタンは、アウトドア製品の世界ではPUなどと略され、テント生地などに防水目的でコーティングにも活用されてる素材です。使用感はまさにテントの撥水感に近いものがあり、テント生地のように全面にコーティングされていないにしろ、まさに水滴が丸まって残っている感じです。

調べてみると、ポリエステルは吸湿性が低く発汗性に優れ、ポリウレタンは衣服に伸縮性を与える素材として使われるようです。ポリエステルの欠点としては毛玉ができやすいとのことで、今回買い替えの原因となった旧TIGORAの擦り切れを確認してみると毛玉になりつつ薄くなっていました。

使用感は変わったか?

改めて、新旧の製品を比べると、新製品の伸縮性が強く、かなりゴム感が増した感じです。乗車中には感じなかったのですが、手で伸ばしてみると明らかな違いがありました。この伸縮性の向上は、可動域が大きいロードバイクには、大きなメリットになるのではないでしょうか?

ただ、ポリウレタンの欠点としては、 寿命が短いなどの問題はあるようです。また、しばらく使ってみて機会があればレビューしてみたいと思っています。