昨年はエントリーを逃してしまいましたが、今年は無事にエントリーを通過し、富士ヒルクライムに参戦してきました。コロナ禍を経て、実績順のスタート枠が復活し、以前の開催形式に戻った富士ヒルクライムでした。想定通りのトレーニングを積むことができず、万全とは言えないコンディションでの挑戦となりましたが、当日は晴天にも恵まれ、久々に走りやすい大会に戻った感じです。
レース前日まで
コロナも明け、海外からの参加者も増た影響か、昨年は申し込み開始から早々に定員に達してしまい、参加できませんでした。そのため、今年は申し込み開始時刻の20時から申し込みを開始し、無事にエントリーを通過することができました。
開催ルールの変更 - スタート枠は実績順に戻る
コロナ禍に入り、スタート枠の選択は任意のフリースタートの開催[1]が続いていましたが、今年から、久々にコロナ禍前の開催形式に戻り、実績を元にしたスタート枠での開催へと戻りました。
また、実績が「富士ヒルクライムの直近2年」に限られ厳密化されたのも、良いことだと思います。ただし、申し込み締め切り後に、過去の富士クルクライムのように、他大会の実績も認められるような、救済措置のアナウンスもありました。
以前は実績順と言っても、自己申告制で曖昧な部分もあったので、事務局側の確認を含め、実績の申請が厳密化されたのは良いことだと思います。
トレーニング状況 - 2月から開始
無事、エントリーを果たしたので、2月からトレーニングを開始しました。ただし、4月までは順調だったものの、4月後半から体調を崩してしまい、本番までの5月はリカバリーに専念して当日を迎えることになりました。
Ven-Topでの予想タイム (82分)
2月にRampTestによりFTP計測を実施し、トレーニングを開始しました。ただし、2月の235Wから開始できたFTP計測も、4月末の255Wまでは順調でしたが、それ以降は、頭打ちとになってしまいました。Ven-Topの試走タイムも、4月に計測した82分を最後に、頭打ちとなってしまいました。
Ven-Topの試走は、富士ヒルクライムの試走としては、最も実績があるコース [2]で、富士ヒルクライムと同じ滞在時間の長めのコースで、体調のあげるためにも良いコースでしたが、5月は疲労度が強く、新設された中間地点のVen-10での、中断が相次ぎました。
Alpe du Zwiftでの予想タイム (81分)
4月後半から、週末毎にVen-Topの試走で回復具合を確認するも、タイムも上がらず、中断する状況が続きます。Ven-Topでの試走も頭打ちとなってしまい、5月に入ってからは、富士スバルラインの試走も封印し、疲労度を考慮して、Alpe du Zwiftでの試走に切り替えました。
今年の富士ヒルクライム道場[3]の開催に合わせた、本番前週のAlpe du Zwiftでの試走を最後に、本番に臨みました。富士ヒルクライム換算[2]で81分の記録でしたが、今年のAlpe du Zwiftでの最速タイムは更新でき、やや希望が持てる状況となりました。
トレーニング期間
2月からトレーニングを開始したものの、4月中盤から体調を崩してしまい、リカバリーに専念せざるを得ない状況が続きました。フィットネスは、例年であれば80を超えて好調を維持できるはずが、加齢の影響もあるのか、今年は60を超えると疲労感が強い状況が続きました。
結果的には、あと1〜2ヶ月ほど早くトレーニングを開始していれば、しっかりリカバリー期間を設けて、もう少し体調を戻せたかもかもしれません。疲労で平日のメニューが踏めなくなる状況が続き、週末のロングライドは封印、自転車通勤の強度も落とし、5月中はリカバリーに専念することにしました。
レース当日 - 天気は良好
例年、6月第1,第2週の開催となる富士ヒルクライムは、梅雨の時期と重なっていましたが、この数年は快晴に恵まれていることが多くなっています。今年も、週間天気予報では雨予報でしたが、開催日の前日には快晴に変わり、絶好のヒルクライム日和となりました。
第3グループの6:40のスタートで、選手整列開始時刻の6:00に会場入りしましたが、既に多くの参加者が集まっていました。スタート時刻に近づくにつれ、気温も上がり、待機時間も半袖ジャージで過ごせるほどの暖かさでした。
レース結果 - 85:01
来年どうなるかはわかりませんが、久々に走りやすい大会に戻った感じです。コロナ禍ルールで開催では、スタート直後は脚力がまちまちな状況で、1合目まで、かなり混雑していましたが、料金所までの序盤から渋滞もなく、トレインも多く、落ち着いて安全に登ることができました。
試走もキャンセルして臨んだ本番で、終盤のアクシデントはありつつも、なんとか今年のVen-Topの試走タイムの実力通り(82:13)で登頂することができました。当日のZwift設定体重から3Kgの超過分、30秒/Kgを考慮[2]すると、ほぼ今年の実力は出せた感じです。
レースの振り返り
来年のスタート順を確保できた意味で、大崩れすることなく、実力通りの結果で出せ、安堵感があります。当日は2022年の富士ヒルクライムを目標タイム(75:05)[3]に登りましたが、トレーニング状況と合わせ、反省点も多い大会となりました。
No | 経過時間 | 距離(km) | チェックポイント | 区間時間 | 2022年比較(秒) | 平均パワー(W) | 2022年比較(W) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1:48 | 0.52 | 料金所 | 1:48 | +5 | 292 | 11 |
2 | 17:55 | 5.50 | 1合目 | 19:06 | +3:11 | 230 | -27 |
3 | 20:54 | 8.92 | 2合目 | 12:06 | +1:04 | 212 | -18 |
4 | 33:00 | 12.62 | 3合目 | 13:13 | +1:09 | 212 | -9 |
5 | 46:13 | 17.05 | 大沢駐車場 | 16:31 | +2:21 | 198 | -23 |
6 | 62:44 | 23.78 | ゴール | 22:20 | +2:34 | 190 | -13 |
やはり、2022年のペースと比較すると、全体的にパワー、タイム共に落ち込んでいます。特に序盤、終盤が落ち込んでいるのが課題です。序盤からトレインができる展開でしたが、ちょっと慎重に登りすぎたのかもしれません。また、富士ヒルクライム終盤については、奥庭自然公園での高速区間で、ヒヤリとするアクシデントがありました。
奥庭自然公園でのトレイン走行中、右後方の別トレインから中切れした参加者が、追い抜き途中で急激にカッティングオフしながら割り込んできて、先方の左エンドと前輪が接触してしまいました。大きな音と共に、一瞬、何が起きたのか理解できませんでしたが、幸いにもハンドルを取られず、無事ゴールはできました。
最後に - 参加機材と反省
目標タイムには届かなかったものの、今年の富士ヒルクライムも無事に完走できました。レース中の接触というハプニングもありましたが、来年に向けてのスタート順の確保、何より怪我なく走りきれたことに安堵しています。
Component | Specification |
---|---|
Frame | Bianchi MEGA PRO-L - Mercatone Uno Term Replica |
Fork | LOOK LDS PRO3 NT |
Headset | Campagnolo RECORD |
Shifters | Campagnolo RECORD 11 Speed |
Front Derailleur | Campagnolo RECORD 12 Speed |
Rear Derailleur | Campagnolo RECORD HO 11 Speed |
Brakes | Campagnolo RECORD 11 Speed |
Crankset | Campagnolo RECORD 180mm |
BB | Campagnolo CHORUS 68mm |
Chain | Shimano Dura-Ace CN-HG901 11 Speed |
Sprocket | Shimano Ultegra CS-R8000 11 Speed 11T-34T |
Stem | ITM BigOne |
Handlebar | Deda Piega RHM 420mm |
Seatpost | PNP Titanium 27.2mm |
Saddle | San marco Regale E Racing |
Pedals | LOOK KEO BLADE 2024 |
Wheels | DT SWISS RR441 + POWERTAP GS [5][6] |
Tires | CONTINENTAL GRAND PRIX 5000 23C |
今回の結果は、トレーニングの重要性と、自身のコンディション管理の課題を改めて浮き彫りにしました。来年も、実績順のスタートとなることが想定されますので、なんとか来年に向けての位置どりはできました。来年は、万全の体調で臨めるとよう、工夫したいと思います。
- [1] コロナ禍の開催 – Mt.富士ヒルクライム 2020 参戦記 – CyberGarage (Bike)
仮想富士ヒルクライムとしてのZwiftコースの活用 (Alpe du ZwiftとVen-Top) – CyberGarage (Bike)]() - [2] 仮想富士ヒルクライムとしてのZwiftコースの活用 (Alpe du ZwiftとVen-Top) – CyberGarage (Bike)
- [3] 富士ヒルクライム道場
- [4] Mt.富士ヒルクライム 2022 参戦記 – CyberGarage (Bike)
- [5] PowerTap GS + DT SWISS RR 441の導入 – CyberGarage (Bike)
- [6] PowerTap GS + DT SWISS RR 441修理 + アップグレード – CyberGarage (Bike))