20年以上愛用してきたBianchi Mega Proですが、気づかぬうちに生じていたハンドルバーが歪んでおり、交換しました。旧規格のロードバイクなため、新品パーツの入手は難しい状況ですが、交換品を取り付ける際に気がついた盲点もあり、今後も継続的に調整を行う予定です。
ハンドルバーの歪み
指摘されるまで気がつかなかったのですが、ハンドルバーがわずかに歪んでいることが判明しました。このハンドルバーは、1999年の購入以来一度も交換しておらず、20年以上乗車してきたものです。知らず知らずのうちに、ダンシングなどでかかる力により徐々に歪みが蓄積していたのでしょう。
ハンドル周りは、当時の定番であるITM Big OneステムとITM Super Europa 2ハンドルバー、ヘッドは1インチのレコードヘッドセットの組み合わせです。特にハンドルバーの左側が、わずかに下方向へ落ち込んだように歪んでいました。
幸いにも、ステムやヘッドパーツに異常は見られず、ステムを基点にハンドルバーだけが変形していたことから、ハンドルバー単体の経年劣化と判断しました。
ハンドルバーの選定
今回交換するITM Super Europa 2は、当時主流だったクランプ径25.4mmのモデルです。1インチのヘッド周りは、シマノ(HP-7410)にしろカンパニョーロにしろ、現在でも新品パーツが入手できます。しかし、ハンドルバーは、現在は31.8mmが標準規格となり、互換性のあるハンドルバー選びは、かなり選択肢が限られてきています。
ITMブランドでの25.4mm径のハンドルバーは現行ラインナップに存在しないため、交換用のハンドルバーとして26.0mm径のDeda Piega RHMを選択しました。クラシカルなシルエットながら、モダンなフィーリングもあり、選択しました。
暫定的な対応
ところが、購入してから気が付いたのですが、現行のITM Big Oneステムでは、このハンドルバーの取り付けはできませんでした。具体的には、ハンドルバーのショルダー部分の形状により、ステムが通過することができませんでした。
現行のITM Big Oneステムの利用はあきあらめ、暫定的に手持ちのITM Big Oneステム(フェイスプレート式)へ交換し、Deda Piega RHMハンドルバーに交換しました。
Bianchi Mega Proは1インチのヘッドパーツや25.4mmのクランプ径など、現在では入手が難しい規格のロードバイクです。オリジナルのイメージとしては、象徴的なイエローのITM Big Oneステムを活かしたいという思いもあり、今後さらに調整を検討する予定です。