Fizik(フィジーク)からからワイドモデルであるVENTO INFINITO KNIT CARBON 2 WIDEが登場しました。歴代フィジークのシューズを愛用しているものの、シマノシューズでは基本的にワイドモデルを選択しているため、履き始めは少々窮屈なのが難点でした。 通常のVENTO INFINITO KNIT CARBON 2のKNITアッパーモデルもパフォーマンスと快適性が両立されたモデル[1]でしたが、今回のワイドモデルにも、KNITアッパーモデルも準備されています。ワイドモデルの快適さ加えて、柔軟でしなやかな包み込むようなフィット感も期待して、今回もKNITモデルを選択しました。 WIDEラストでの最適な足型対応 VENTO INFINITO KNIT CARBON 2 WIDEの最大の魅力は、幅広や甲高の足型にしっかりと対応している点です。日本人の足に多い幅広・甲高の特徴に最適化されているため、海外メーカーの標準的なシューズではフィット感が合わなかったライダーでも安心です。 通常モデルと比較すると外見的な違いは僅かですが、履いてみてのワイド感は、かなり余裕があります。WIDEモデルながらもフィジークのシューズらしさを維持しています。 快適性を追求したフィット感と耐久性 今回選択したKNITモデルは、WIDEラストな設計に加えて、アッパーには強度や剛性が確保されながらも、高通気性を誇るニット素材が使用されており、長時間のライディングでも足が蒸れにくく、快適さが期待できます。 ただし、ニット素材モデルといっても、フィジークらしくレースシーンでの性能を担保した上で快適性を実現しています。ニット素材は、GIRO EMPIRE E70 KNIT[2]のような編み物的なアッパーではなく、伸縮性があるフィット感を確保しながらも、強度や剛性が重視された設計となっています[4]。 耐久性については、GIRO EMPIRE E70 KNIT[2]のように爪先や踵部などのピンポイントな補強ではなく、マウンテンバイクシューズ[3]のように、ピンポイントの補強に加え、アッパー全体に熱溶着TPU処理[4]が施されており、雨天での耐候性や、何より合成皮革より高い耐久性が期待できます。 高いパフォーマンスを支えるカーボンソール…
Fizik Vento Infinito Carbon 2 Wide レビュー: 快適性とパフォーマンスを両立した次世代ロードシューズ
