GIRO Cormick ヘルメットレビュー:カジュアルスタイルな軽量ヘルメットの選択肢

GIRO Cormick ヘルメットレビュー:カジュアルスタイルな軽量ヘルメットの選択肢

最近、GIROからエントリーレベルの新しいヘルメット、Cormickが発売されました。毎日の自転車通勤で重要視しているのは、フィット感だけでなく、軽量性も大きなポイントです。今回は、GIROのヘルメットとして最軽量(233g)なモデル[1]でもある、スタンダードタイプを購入してみました。 デザインと快適さ GIRO Cormickはシンプルで洗練されたデザインで、ロードバイク用としても適した機能的なデザインが特徴です。ブラックを基調としたカラー展開で、ロードバイクに限らず、さまざまな自転車にマッチしやすいデザインです。 大型のベンチレーションホールにより通気性が確保されており、キャップをかぶっているかのような、カジュアルなショートバイザーは、ロードバイクでも街中に溶け込みやすいデザインです。 軽量ながらも安全基準をクリア GIRO Cormickは、エントリーモデルながらも、233gという軽量かつ、ヨーロッパの安全基準(EN1078)も満たしたモデルです。233gという重量は、他社製品の上位モデルと比較しても、最軽量レベルでありながら、安全性も確保されている点が魅力です。 軽さは、いままで通勤用に使用していたKASKのRAPIDO(230g)と比較しても遜色ありません。サイズ感は、GIROの通常のMとLの中間となるユニバーサルサイズが採用[1]されており、横幅がタイトすぎず、誰でもフィットしやすく、被りやすい形状です。 実際に使ってみた感想 – ショートバイザーの良し悪し ヘルメット内部は柔らかなパッドで覆われており、長時間使用しても不快感を感じにくい設計となっています。通気性も良好で、汗をかいても快適な着用感を保つことができます。 ただし、着脱式のショートバイザーは、好みが分かれる部分かもしれません。前傾姿勢が深くなると、前方の視界の上部を遮る形となるため、通勤時のライディングスタイルによっては注意が必要です。 しかし、雨の日のライディングに、ショートバイザーは便利です。簡易的な雨除けにもなりますし、レインウェアのフードが視界にかかるのを防いでくれます。視界については慣れの問題もあるため、現在はショートバイザーを装着したまま使用しています。 総評 GIRO Cormickは、エントリーレベルのヘルメットとして、リーズナブルな価格でありながら必要な性能を十分に満たしています。デザイン、快適性、価格のバランスが非常に優れた製品です。特に通気性、フィット感、軽量設計は、日々のライディングを快適にサポートしてくれる重要な要素です。 GIRO Cormickは、初めてヘルメットを購入する方や予算を抑えたいライダーにとって、非常におすすめできる選択肢です。快適なライディングをサポートしてくれるヘルメットをお探しの方には、ぜひ試していただきたい製品です。 [1] 【GIRO/ジロ】CORMICK STANDARD(MIPS無し) Matte Black – Dark Blue

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GIRO REPUBLIC R KNIT レビュー:快適性とパフォーマンスを両立したSPDシューズ

GIRO REPUBLIC R KNIT レビュー:快適性とパフォーマンスを両立したSPDシューズ

GIRO PRIVATEER LACEを購入[1]したみたものの、夏場の暑い時期には通気性が不足感があります。今回は、夏場の快適なライドを求めて購入した「GIRO REPUBLIC R KNIT」についてレビューします。 特徴 GIRO REPUBLIC R KNITは、GIRO EMPIRE E70 KNITに似たニット素材のアッパーを採用し、夏場でも通気性を確保しつつ、軽快な履き心地を実現したロードシューズです。特徴的なのは、アッパーの編み方やソールの剛性が異なり、特に重量感や硬さを感じさせない点が挙げられます。さらに、フィット感と通気性に優れており、長時間のライドでも蒸れを感じることなく快適に過ごせます。 快適性とフィット感 - やや硬め REPUBLIC R KNITの最大の特徴は、GIRO EMPIRE E70 KNIT[2]と同じくニット素材を使用したアッパーが特徴です。ただし、GIRO EMPIRE E70 KNIT[2]と比較すると、重量も320gと重めで、編み方の違いなのか、ニット素材ながらアッパー全体に重厚感と剛性感があります。 ベロ部分も革ではなく、厚めのニット素材で、アッパー全体に剛性感があります。GIRO EMPIRE E70 KNIT[2]のような、柔らかなスニーカー感覚のニット感ではなく、シューズの着脱は、やや時間がかかります。 とは言え、GIRO…

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GIRO PRIVATEER LACE レビュー : クラシックさと実用性を両立したSPDシューズ

GIRO PRIVATEER LACE レビュー : クラシックさと実用性を両立したSPDシューズ

GIROのPRIVATEER LACEは、マウンテンバイクやシクロクロスライダー向けに、必要な耐久性と快適性を両立したシューズです。予備はあるものの、長らく通勤で使用してきたShimano MT7[1]がくたびれてきたため、通勤にも適したデザインだと思い、購入してみました。 GIROのPRIVATEER LACEは、クラシックなレースアップデザインと現代的な機能性が融合されており、やや通勤にはオーバースペックが感はありますが、購入してみた感想をまとめてみます。 GIRO PRIVATEER LACEの特徴 GIRO PRIVATEER LACEは、クラシックなレースアップデザインと、耐久性を重視した素材選定が特徴です。マイクロファイバーアッパーによって足に馴染み、通勤時の雨にも耐える防水性があります。また、ソールのゴムの厚みとナイロンソールの組み合わせにより、長時間のライディングと日常的な歩行をサポートします。スパイクピン装着可能なソールもレースシーンでのパフォーマンスを意識した設計です。 クラシックなレースアップデザイン PRIVATEER LACEの最大の特徴は、最近各メーカーで流行しているクラシックな、レースアップスタイルで締める強さや緩める場所を細かく調整できるのが利点です。 最近の標準システムとも言えるBOAダイヤルと比較すると、着脱は少し手間がかかります。ただし、通勤用途には、通常のスニーカーなどと同じように、多少緩めに調整しておけば、着脱の問題は回避できそうです。 アッパー素材と耐久性 PRIVATEER LACEは、強靭で耐久性のある、マイクロファイバーアッパー素材が採用されています。本革のようなマイクロファイバーアッパー素材なため、使い込むほど馴染んできそうです。 全体的に重厚でしっかりとしており、通気性はやや劣りますが、通勤時の多少の雨は、問題なく防いでくれそうです。ただ、レースシーンの悪路や悪天候下を想定してか、シューズ全面にパンチングはなく、通気性は控えめなため、夏場には蒸れやすいかもしれません。 耐久性は、本革のような柔軟性がある反面、Shimano MT7[1]などの、TPUコンポジットアッパー素材と比較すると、注意が必要かもしれません。つま先や踵部など適所にゴムのプロテクターが装備されてはいるものの、本体は擦れ傷や引っ掻き傷に弱いかもしれません。 ソール素材と耐久性 ソールの素材は、マウンテンバイクシューズでは一般的な、ナイロンソールが採用されています。ナイロンソールと言ってもたわむ感じは少なく、レースシーンも想定されているため、スパイクピンの装着が可能な設計になっています。 また、レースでの悪路走行が想定されているため、ソールのゴムは厚めに設計されています。通勤においても、ソールのゴムが厚めのため、舗装路での歩行も歩きやすく、摩耗による耐久性もありそうです。 まとめ GIRO PRIVATEER LACEは、通勤にも対応できるパフォーマンス性と快適性を兼ね備えたシューズです。クラシックなレースアップデザインに加えて、耐久性の高いアッパー素材や、悪路走行にも対応できるソールが特徴です。 ただし、通気性に関してはやや控えめなため、夏場の使用には工夫が必要かもしれません。全体的には、通勤とマウンテンバイク、シクロクロスライディングを兼ね備えたシューズとして、多用途に活躍できそうです。 [1]…

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GIRO EMPIRE E70 KNIT – シティライドやロングライドに最適なシューズ

GIRO EMPIRE E70 KNIT – シティライドやロングライドに最適なシューズ

個人的に、シューズを選択の最重要事項は、ロングライドでも足が痛くならずに踏めこめる快適性です。特に、通勤やシティライド、さらには長時間のライドにも対応できるシューズは、快適性と機能性を兼ね備えている必要があります。 最近、高機能性のKNIT素材を採用したシューズが販売されていますが、GIROのEMPIRE E70 KNITは、これらの要素を完璧にバランスさせたシューズです。通気性、軽量化、そして優れたフィット感を提供しつつ、デザインも洗練され、レースにも過不足ない剛性も確保されています。 外観とデザイン EMPIRE E70 KNITは、シンプルながらも目を引くデザインが特徴です。シューズの外観は非常にスリムで、シューレーススタイルのサイクリングシューズで、KNIT素材のアッパーが全体を包み込むデザインです。 デザイン的には、いかにもなサイクリングシューズではなく、スポーティでありながら、通勤などのシティライドにも適応できるバランスを持っています。 サイズ感とフィット感 ワイドモデルの設定はなく、スリムな形状ながらも、足の甲やつま先の部分に圧力がかからないため、通常サイズを選んでも窮屈さがなく、フィット感は良好です。一般的なシューズのような感覚で、スリムなサイクリングシューズに見られる窮屈さはありません。 KNITアッパーが足にぴったりとフィットしながらも、足の形状に合わせて柔軟に伸縮します。履いた瞬間に、従来のサイクリングシューズとは明らかに違う、優しいフィット感が得られます。この柔軟性が、長時間のライドでも足の負担を軽減し、快適な着用感を提供します。 パフォーマンスと剛性 EMPIRE E70 KNITの魅力は、EastonのEC70カーボンソールが採用され、軽さと適度な剛性が実現されていることです。ナイロン素材のような、たわむ感じは全くなく、レースでも過不足ない、必要十分なしっかりとした剛性があります。 KNIT素材に加え、カーボンソールによる軽量化は大きなポイントです。シューズ自体が非常に軽く、長時間のライドでも足元を感じにくく、スムーズなライディングを楽しむことができます。磨耗が激しい、ヒールパッド部分が交換可能なのも、嬉しい点です。 通気性と暑さ対策 シューズに使用されているKNIT素材は、通気性に非常に優れています。特に夏場や長時間のライドでは、この通気性が大きなメリットとなります。足元が蒸れることなく、快適な状態を保ち、長時間のライドでも足元の湿気が気になることはありません。 また、KNIT素材は非常に軽量で、熱を逃がしやすいため、過酷な暑さの中でも足元を快適に保つことができます。通気性が高いだけでなく、シューズ全体が足に密着し、パフォーマンスを支えるサポート力も十分です。 耐久性と防水性 EMPIRE E70 KNITは、通気性が高い一方で、耐久性にも配慮されています。シューズの編み込み素材は強度を持ち、汚れにも強いので、日常的な使用において十分な耐久性を誇ります。グレーの素材部も、特に目立った汚れがつかず、簡単に洗濯もでき、手入れも簡単です。 耐久性については、尖った石や障害物には注意が必要でしょうが、合成皮革のアッパーよりもむしろ摩擦などの擦れなどには強く、高い耐久性が感じられます。 ただし、雨の日や湿度が高い環境では、通気性のために水分が浸透することがあります。防水性能を求めるライダーには少し不安な点かもしれませんが、乾きやすい素材であるため、軽い雨程度であれば問題なく使用できます。 総評 GIRO EMPIRE E70…

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