GIROのPRIVATEER LACEは、マウンテンバイクやシクロクロスライダー向けに、必要な耐久性と快適性を両立したシューズです。予備はあるものの、長らく通勤で使用してきたShimano MT7[1]がくたびれてきたため、通勤にも適したデザインだと思い、購入してみました。
GIROのPRIVATEER LACEは、クラシックなレースアップデザインと現代的な機能性が融合されており、やや通勤にはオーバースペックが感はありますが、購入してみた感想をまとめてみます。
GIRO PRIVATEER LACEの特徴
GIRO PRIVATEER LACEは、クラシックなレースアップデザインと、耐久性を重視した素材選定が特徴です。マイクロファイバーアッパーによって足に馴染み、通勤時の雨にも耐える防水性があります。また、ソールのゴムの厚みとナイロンソールの組み合わせにより、長時間のライディングと日常的な歩行をサポートします。スパイクピン装着可能なソールもレースシーンでのパフォーマンスを意識した設計です。
クラシックなレースアップデザイン
PRIVATEER LACEの最大の特徴は、最近各メーカーで流行しているクラシックな、レースアップスタイルで締める強さや緩める場所を細かく調整できるのが利点です。
最近の標準システムとも言えるBOAダイヤルと比較すると、着脱は少し手間がかかります。ただし、通勤用途には、通常のスニーカーなどと同じように、多少緩めに調整しておけば、着脱の問題は回避できそうです。
アッパー素材と耐久性
PRIVATEER LACEは、強靭で耐久性のある、マイクロファイバーアッパー素材が採用されています。本革のようなマイクロファイバーアッパー素材なため、使い込むほど馴染んできそうです。
全体的に重厚でしっかりとしており、通気性はやや劣りますが、通勤時の多少の雨は、問題なく防いでくれそうです。ただ、レースシーンの悪路や悪天候下を想定してか、シューズ全面にパンチングはなく、通気性は控えめなため、夏場には蒸れやすいかもしれません。
耐久性は、本革のような柔軟性がある反面、Shimano MT7[1]などの、TPUコンポジットアッパー素材と比較すると、注意が必要かもしれません。つま先や踵部など適所にゴムのプロテクターが装備されてはいるものの、本体は擦れ傷や引っ掻き傷に弱いかもしれません。
ソール素材と耐久性
ソールの素材は、マウンテンバイクシューズでは一般的な、ナイロンソールが採用されています。ナイロンソールと言ってもたわむ感じは少なく、レースシーンも想定されているため、スパイクピンの装着が可能な設計になっています。
また、レースでの悪路走行が想定されているため、ソールのゴムは厚めに設計されています。通勤においても、ソールのゴムが厚めのため、舗装路での歩行も歩きやすく、摩耗による耐久性もありそうです。
まとめ
GIRO PRIVATEER LACEは、通勤にも対応できるパフォーマンス性と快適性を兼ね備えたシューズです。クラシックなレースアップデザインに加えて、耐久性の高いアッパー素材や、悪路走行にも対応できるソールが特徴です。
ただし、通気性に関してはやや控えめなため、夏場の使用には工夫が必要かもしれません。全体的には、通勤とマウンテンバイク、シクロクロスライディングを兼ね備えたシューズとして、多用途に活躍できそうです。