通勤自転車メンテナンス (Panasonic OCC43) – アヘッドフォークへの交換など

通勤自転車メンテナンス (Panasonic OCC43) – アヘッドフォークへの交換など

そろそろ寒くなってきたので、通勤のメインとなる自転車を切り替えました。物置にしまっていたロードの確認程度のつもりだったのですが、ハンドルまわりの不調をきっかけもあり、いっきにフロントまわりを交換してのメンテナンスとなりました。 フォークまわりの異音? しばらく乗ってなかったので、最初は、基本的な確認とバーテープの交換ぐらいの予定でした。しかし、バーテープ交換後にハンドルを動かすと、フォーク周りからかすかな音がな聴こえます。物置にしまうまでは違和感もなく乗れており、ゴリゴリするような感触まではないのものの、いったん現状のフォーク(Time Club)を外して確認することにしました。 かれこれ15年ほど使ってきたものですが、とり外してみるとフォークの下玉押しの部分に錆がある状態でした。これが原因かとも思いましたが、カートリッジのシールドを開けてみるとベアリングのグリスも切れかかっていました。これは、ちょっとメンテナンスをサボりすぎた感じです。 フォークの交換 – スレッドからアヘッドへ 部品の交換もふまえて調整に時間がかかりそうですし、塗装がハゲている部分の補修も気になるため、いったん取り外してメンテナンスすることにしました。とはいえ、この自転車は週末で整備してしておきたいので、とりあえず手持ちのフォークに変更することにしました。現状はスレッドフォーク(Time Club)でしたが、いったんアヘッドフォーク(Mizuno MZ01)への交換です。 MZ01は、もとももとヘッドチューブが長めのフレームに使用していたため、ちょっとコラム長が長めでした。元のフレームに戻しての装着はなさそうなので、このフレーム用にフォーク長を調整することにしました。 もともとTimeのスレッドフォークには、日東スレッドコンバーター(MTC-01)で、アヘッドステム(ITM BigOne)を装着していました。ヘッドパーツ(HP-6400)の上部をヘッドセットコンバーターに変更し、まずはこのステムにスペーサーなしでピッタリになるように調整です。切断するのには写真にあるパークツールのSG-6のような、フォーク切断のガイドがあると、正確かつ作業が簡単です。 BigOneはフォーク固定部の高さは50mmあり、見た目的にも剛性感があります。結果として、現物あわせで1cmほどの切り落としとなりました。現行のアヘッドステムの高さは40mmが標準的なサイズです。BigOneの高さがあるステムに合わせることで、若干のフレーム選択の幅をもたせられる感じとなります。 パーツの調達 – ハンドルとステムの交換 いったん、交換の作業をはじめると色々なところが気になってきました。このロードは、通勤などの近場の利用がメインのこともあり、こまめなジオメトリの調整はせずに、ハンドルまでの距離も短めのまま乗っていました。最近のジオメトリに合わせるには、現在のステム長(100mm)から120mmへの交換が必要です。 120mmのITM BigOneも手元にあったのですが、BigOneはバークランプ径が26.0mmのため、今となってはハンドルの選択幅が狭いのが難点でした。 幸い、現在利用しているハンドル(NITTO Neat Mod.185)と同じ幅(380mm)のハンドル(Deda RHM-01)が手元にあったので、近所の中古自転車パーツのショップに、120mmのステムを探しに行きました。 近くに、中古のサイクルショップや、ロードバイクの取り扱いが多いショップがあると、こういった時に便利です。店頭で探してみると、使用感が少なく手頃な価格のDeda Zero 1を見つけることができました。早速購入して持ち帰り、スペーサーで調整して取り付けです。 購入したステムは1-1/8インチで、MZ-01は1インチのフォークなので、装着にはステムシム(1-1/8インチ ->…

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11速チェーンの出荷剛性(遊び)について – 9速チェーンとの比較

11速チェーンの出荷剛性(遊び)について – 9速チェーンとの比較

チェーン交換は、自転車ではタイヤと共に頻度の高いメンテナンスで、手軽なチューンナップ方法でもあります。本来は、摩耗したチェーンからの交換となり、剛性感が復活する楽しいメンテナンスです。レースなどの大事なイベント前に、交換する人も多いと思います。 しかしながら、11速にアップグレードしてから、9速時代に感じられた新品チェーンの初期剛性が感じられず、不思議に思ってました。端的に言えば、11速チェーンでは新品と使い古しのチェーンの剛性感の違いが体感できず、チェーン交換が楽しくありません。 ふと思いつき、出荷の新品チェーンを計測してみると、シマノの11速チェーンは、同社の9速チェーンと比較しても、出荷状態の遊びが大きい(0.18% → 0.25%)ことがわかりました。おそらく、これが11速チェーンの初期剛性の劣化原因と感じています。 計測結果 9速時代は、剛性感がリフレッシュされる手軽なチューンアップとして、レース前にチェーンを交換していました。ただ、11速チェーンは交換しても、リフレッシュ感がなく、剛性感の違いが感じられず不思議に思っていました。ただし、チェーンの素材や製法自体は進化しているはずですし、耐久性的についても、実測値的にも問題はなさそうです[1]。 しばらく不思議に思っていましたが、剛性感のなさは、製法や素材よりも摩耗原因である「ローラー内径が違うのでは?」と思い立ち、手持ちのチェーンを計測してみました。比較のため計測したチェーンは、シマノ2種類のグレード(CH-HG901/CH-HG901)の11速チェーンと、9速のシマノとカンパニョーロの最上位チェーンの2種類(DURA-ACE/RECORD)です。 メーカー 型番 段数 出荷状態伸び(%) ローラー外径(mm) ピン直径(mm) Shimano CH-HG901-11 11 0.25 7.5 3.4 Shimano CH-HG601-11 11 0.25 7.5 3.4 Shimano CN-7701 9 0.18…

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サーモス FFQ-600 キャップ交換 – ワンタッチタイプに

サーモス FFQ-600 キャップ交換 – ワンタッチタイプに

サーモスの真空断熱ストローボトルのFFQ-600のキャップユニットを、普通のワンタッチタイプで開閉できるタイプに交換してみました。FFQ-600はストロータイプの飲み口ですが、個人的に使い勝手が悪かっですが、今回の交換で、だいぶ使いやすくなりました。 いままで標準のストローキャップをつかっていましたが、正直、ストロータイプは洗うのも面倒です。そのため、この夏は、口径が同じ4.5cmで交換できそうなFFZ-500F用のキャップユニットを購入し、交換してみました。 交換してみたところ、キャップはワンタッチで開閉でき、自転車のライド中にも片手で問題なく開閉できそうです。 交換後早速、ロングライドに使ってみましたが、この暑い時期にワンタッチで、冷たい水が飲めるのは、非常にありがたいです。暑い時期は、FFQ-600を2本の体制にしたほうが良いかも … と思わせるほどの保冷っぷりです。 FFQ-600は、自転車専用に設計されていて、通常のボトルゲージに取り付け可能です。この暑い時期の保冷性は素晴らしいのですが、やはりストロータイプの使い勝手が悪く、だんだと利用頻度が減っていました。 今回、ワンタッチタイプのキャップへの変更により、FFQ-600の唯一の不満がなくなりました。ずいぶん使い勝手が良くなり、来年の夏も活躍できそうです。

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Garmin Edge 520を修理に出しました

Garmin Edge 520を修理に出しました

最近、不注意で、Garmin Edge 520を壊してしまいました。海外通販で購入したものですが、結果的にガーミンジャパンで修理してもらえたので、その顛末をまとめてみます。 (ただし、今回の内容は、今日現在もガーミンジャパンでの修理規定への明記はなく、海外購入品の修理を保証するものではありません) 故障の状況 駐輪場のでの取り付け時に、不注意で520を落としてしましい、液晶下半分が割れてしまいました。ただ、画面以外は正常にに動作しているようで、上半分の画面は正常に数値が表示されているものの、画面下半分は黒く表示されたままの状態です。最近、充電を繰り返しでmicroUSBコネクタがだいぶ欠けてきており、けっこうな寿命感はあったものの、ほんの一瞬の不注意であったこともあり、かなりショックでした。 海外窓口への連絡 Garmin Edge 520 Plusも販売されていましたが、まだ登場されて間もない状態なので値引きも少なく、いったん修理しようと窓口を探しました。海外通販で購入したものだったので、 まずは海外のGARMINサポート窓口に連絡しました。 GARMIN SUPPORT CENTER 製品名など、いくつかの設問に答えると、サポート担当者とのチャットが始まりました。購入した経緯や、故障した状況を伝えたのですが、結果的には居住場所の判断から「こちらではなく、アジアの窓口に連絡してね」ということで、打ち切りになりました。 日本窓口への連絡 と一旦納得はしたものの、担当者から回答のあった「アジア」の窓口というのは、GARMINサポートの一覧にはありませんでした。アジア一括のような窓口はなく、既に中国、台湾、韓国、日本と、各国に窓口があるような状況です。海外購入品なので、日本での修理は難しいかな?と思いつつも、日本の窓口を確認してみました。 GARMIN 修理・点検のご案内 日本での対応は「修理対応は同型商品との交換」で、「修理価格は故障内容に問わず一律の価格」となり、520Jの場合には16,000円とのことでした。 当然ながら修理の表記は「520J」しかありませんでしたが、ガーミンジャパンではチャットなどのリアルタイムの対応ではなく、こちらのフォームからのみのようでした。物は試しで、所定のフォームにシリアル番号などを入力し、上記のガーミンジャパンの窓口から修理の依頼してみました。 日本窓口への修理依頼 フォームを送信してから間もなくして、ガーミンジャパンからメールで回答がありました。断られるかとも思ったのですが、定型での回答メールの内容で、修理受付可能とのことでした。本体と修理受付番号の書かれたメールを同封し、指定された日本国内のガーミンジャパンの修理受付センターに荷物を送付しました。 「修理品着手/修理完了までに3週間前後かかる」可能性があるとのことでしたが、送付してから1週間ほどで、あっという間にガーミンジャパンから荷物が送られてきまました。 荷物を開けてみると、窓口の案内は通り、返品されてきた520は新品に交換され、背面のシリアル番号は全く別のものに変わっていました。電源を入れて確認してみると、日本語のメニューが表示されました。結果として、今回の修理依頼により新品の520Jへの交換となりました。また、日本語版となって、英語メニューの心配もありましたが、言語を選択することで、前と同じ使用感で利用できそう安心しました。 今回は、ガーミンジャパンにて海外購入品の修理の対応を受け付けてもらい、結果的に故障した520を新品の520Jに交換して頂けました。ただ、海外購入品であることを強調して依頼した訳でないのが気がかりで、今回の対応は、たまたまだったのかもしれません。そのため、今回の内容は、必ずしもガーミンジャパンの海外購入品の修理を保証するものではありません。ご注意ください。 今回、ガーミンジャパンのご厚意で、故障した520を、新品の520Jに交換して頂けました。以前は、海外購入品については、日本国内での修理は受け付けていないとの話を聞いていたので、今回の対応は、たまたまだったのかもしれません。

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Bianch Mega Pro 11速化 – 9速からの暫定アップグレード

Bianch Mega Pro 11速化 – 9速からの暫定アップグレード

シマノ9速コンポーネントベースのロード(LOOK KG231/Cannondale CAAD4)に引き続き、おなじくカンパ9速コンポーネントのBianch MEGA PROを、暫定的に11速にアップグレードしてみました。 なにぶん20年前のロードバイクなので、予算的にもオーバースペックにならず、なるべく雰囲気を残しつつも11速へアップグレードを実施しました。今回の目的のひとつであった、11速ベースのシマニョーロの検証で、シマノロードとのホイール共用も、ひとまず達成できています。結論とすれば、カンパ非公式(かつ非推奨)なアップグレードを試していますが、いまのところクリテウムやスプリントなどのシビアなレース状況でなければ、妥協できる範囲内に調整できそうです。 なお、今回のアップグレードの内容は、厳密にはカンパ非推奨または公式に否定されている内容を含んだものです。調整については若干シビアなところもあります。もう少し、調整は続けてみるつもりですが、これらの点に留意して、あくまで自己責任の内容の参考としてください。 11速へのアップグレードするには 今回、11速へアップグレードしたコンポーネントは、いわゆる旧(Old)カンパ[1]とも呼称される2000年以前の9速ベースのカンパロードを対象にしたものです。しかし、後述する理由もあり、実質的にはカンパ10速および旧11速(Revolution 11+以前)ロードからのアップグレードにも参考となる内容を含みます。 11速へのアップグレードパーツ一覧 いろいろ試してみましたが、いわゆる2000年以前の9速の旧(Old)カンパ[1]であれば、最低限11対応のエルゴレバーと11速対応のホイール(+ スプロケット)とチェーンの3点セットがあれば、ある程度安定的に11速へアップグレードできそうです。 その一方、10速をふくむ2000年以降の新(New)カンパ[1]については若干難ありで、なんとか実用できる範囲内、レースであればヒルクライム程度までの調整が限界のようです。以下が、今回最初に交換したパーツの一覧です。 Component 9 Speed 11 Speed Frames Bianchi MEGA PRO-L – Mercatone Uno Term Replica – Shifters…

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Bianch Mega Pro 11速化へに向けて – 9速からのアップグレードを考える

Bianch Mega Pro 11速化へに向けて – 9速からのアップグレードを考える

先日のシマノコンポーネントベースの9速ロード(LOOK KG231/Cannondale CAAD4)につづいて、おなじく9速でカンパベースのBianch MEGA PROも11速にアップグレードを考えてみます。 20年前のロードバイクなので、なるべく雰囲気を残しつつ、11速へアップグレードをしてみたいと思っています。あと、9速時代でシマノホイールで調整をかけており、いわゆるシマニョーロでの運用継続も考えています。 ただし、カンパについては、多段化によるメジャーチェンジ以外にもビックマイナーチェンジによる仕様変更も多く、非公式をふくめての情報整理が必要な状況でした。そこで、今回はその事前準備として、11速アップグレードに必要となるカンパコンポーネントの情報を可能な限り整理してみます。 カンパのディレイラー仕様の遷移 今回の11速へのアップグレードの要となるディレイラーを中心に、まずはカンパコンポーネントの仕様変更の歴史をまとめてみます。シマノは多段化によるフルモデルチェンジのみですが、カンパはフルモデルチェンジはもちろん、同じ段数でも互換性に影響するビッグマイナーチェンジがあります。 ただ、カンパコンポーネントの細かい仕様については、カンパからの公式な情報の開示も乏しく、ある程度非公式な情報に頼る必要もあります。公式・非公式な情報を時系列に整理してみると、今回のアップグレードに必要となる変速仕様の遷移は、以下のような感じとなりました。 区分 項目 〜2000年 2000年〜 2001年〜 2005年〜 2009年〜 2015年〜 2018年〜 フロント[1] 速度 2 2 2 2 2 2 2 – インデックス化…

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オーストリッチ P-115S パニアバッグ + RC-1200

オーストリッチ P-115S パニアバッグ + RC-1200

2泊3日のロングライドの予定があったので、以前から気になっていた、オーストリッチのP-115Sを購入してみました。このパニアバッグには、ミノウラから専用キャリア(RC-1200)も販売されており、あわせての購入です。今回、早速試走してみたので、そのレビューをしてみます。 P-115S パニアバッグとは? P-115Sは、おなじくオーストリッチのパニアバッグ(P-115)のハーフサイズの製品です。520gの軽量タイプで、ロードバイク用の専用キャリアとあわせて、数泊のツーリングには最適では?と思い購入してみました。 生地はターポリンという、建築工事用養生シートや簡易テント用に用いられている素材のようです。生地の表面は合成素材で、見た目的にもかなりの防水性がありそうです。今回の試走では、20mmの土砂降りの中を走りましたが、なかなかの防水性を発揮してくれました。 RC-1200とは? – 26.0mmのシートポストは注意 RC-1200は、オーストリッチ社とのコラボレーションで企画された製品とのことで、キャリア取付け用のダボがなくても取り付け可能なリアキャリアです。一般のキャリアと比べると、かなり細身で幅狭ですが、ロードバイクには取り付けも簡単かつ軽量で相性がいい感じです。 RC-1200は、シートポストとクランプで接続するタイプです。ただ、購入したから気が付いたのですが、シートポストクランプの対応は27~35mmまででした。最近のロードバイクでは問題ないと思うのですが、今回装着したLOOKのシートポストは26.0mmなので、手持ちのミノウラのシム(おそらくLW-STD付属品)で対応できたは、ラッキーでした。 試走 – 防水性もある! 早速、今回目的の2泊3日のツーリングで、P-115Sを取り付け試走してみました。距離的には、東京→高崎→白馬→東京の合計約600kmの道のりです。 着替えや輪行袋、予備のタイヤなどをパニアバッグに詰め込みましたが、走行はかなり安定しています。シッティングでもそうですが、ダンシングしてもパニアパッグを装着している感じが少なく、振られるような感覚もありませんでした。 初日、二日目は晴天に恵まれましたが、最終日はけっこうな悪天候になりました。雨も終止降り続き、十石峠や矢弓沢林道では降った雨が川となって流れているほどでした。帰宅して雨量を確認してみると20mmと、なかなかの土砂降り状態でした。 ただ、この土砂降りの中でも、パニアバッグへの浸水はなく、中は濡れていませんでした。メーカーとしては、完全な防水は保証していない製品ではありますが、十分なレベルです。途中に補給のために、何度かコンビニに寄ったのですが、パニアバッグのタオルは濡れておらず、コンビニに入る前に濡れた体を拭くのに、ずいぶん助かりました。 ただし …. 到着直前でトラブル発生 ただ、最終日の土砂降りは、なかなかひどく残念ながら270kmほど走ったところでDNFとなりました。東京に入ってからも時折20mmの土砂降りが断続的にあり、途中の峠の登り下りも時折歩いてしまい、また雨でのパンクもあり、13時間ほど走ったものの距離はあまり稼げませんでした。 最終的には、到着まで50kmほどの地点で、またまた20mの土砂降りとなり、チェーン落ちがきっかけでリアディレイラーのホイール巻き込んでしましました。原因は、ちょっとした上り坂があったので、フロントアウター、リアローギアでダンシングしたところ、ハイトラクションでチェーンが落ちたきっかけで、ディレイラー(RD-R8000)がホイールに巻き込まれてしまいました。 調整具合もあったと思いますが、おそらく土砂降りの雨で、チェーンが滑りやすくなったいたのだと思います。すぐに足は止めたのですが、スポーク折れは1本にとどまったものの、かなりの巻き込み具合で、応急修理できるレベルではありませんでした。結局は、自走はあきらめ、近所のファミレスにそのまま待機して、家族に迎えにきてもらい、その日は終了となりました。 土砂降りもあり、P-115Sの良い試走にはなったのですが、まずは今回のホイール(PowerTap GS + DT SWISS RR 441)の修理と、リアディレイラー(RD-R8000)の交換が必要となる大きなトラブルでの終了となりました。その修理については、またレビューしてみたいと思います。

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Cannondale CAAD4 11速化 – 9速からのアップグレードのまとめ

Cannondale CAAD4 11速化 – 9速からのアップグレードのまとめ

いままで9速ベースだったLOOK KG231の11速化につづいて、おなじく9速ベースだったCannondale CAAD4も11速にアップグレードしました。 アップグレードの基本的なコンセプトは前回と同じで、なるべく当時の雰囲気を残すために、一部のコンポーネントを流用しました。また、前回の経験をもとに、今回のコンポーネントはDura-Aceをメインに換装しています。 11速へのアップグレード必要なもの 安定的に11速にアップグレードするには、11対応のホイールにくわえて、最低限のパーツとして「ディアルコントロールレバー」「フロントディレイラー」「リアディレイラー」「スプロケット」「チェーン」が必要となります。今回のCAAD4を、9速(7700系)から11速(9000系)へのアップグレードで、実際に交換したパーツが以下の一覧です。 Component 9 Speed 11 Speed Frame Cannondale CAAD4 – Saeco Term Replica – Shifters Shimano Dura-Ace ST-7700-C 9 Speed Simano Dura-Ace ST-9001 11 Speed…

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LOOK KG231 11速化 – 9速からのアップグレード

LOOK KG231 11速化 – 9速からのアップグレード

懸案だった9速時代のホイールも、昨年ひととおり11速化できたことで、現在所有しているロードバークの11速化に着手しました。まず、手始めにしたのが、このLOOK KG231です。変速がULTEGRA(6500系)をメインとしたコンポーネントなため、アップグレードが安価で試しやすいのが1番の理由です。 なにぶん昔のロードバイクなので、できる限り交換する部品を少なくすることで、元の雰囲気を残しつつアップグレードをしたいというのがコンセプトです。 どのコンポーネントをアップグレードした? この時代のカーボンフレームは細身で、最近のコンポーネントのゴツい感じは合わないとの思いもあり、当初は、デュアルコントロールレバーとリアディレイラーのみでの11速化を想定していました。しかしながら、実走した結果、最終的なアップグレードで交換したコンポーネントは以下の一覧となります。 Component 9 Speed 11 Speed Shifters Shimano Ultegra ST-6501 9speed Simano Ultegra ST-6800 11speed Front Derailleur Shimano Dura-Ace FD-7700 9speed Shimano Ultegra FD-R8000 11speed Rear…

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PowerTap GS + KINLIN XR-200

PowerTap GS + KINLIN XR-200

軽量アルミリムの「KINLIN XR-200」と、ハブ型パワーメータである「PowerTap GS」を組み合わせて、新しいホイールをヒルクライム用に組んでみました。汎用の手組みホイールだと、どうしても重量や剛性についてはある程度の妥協が必要ですが、今回のXR-200の組み合わせは完組みホイールと比較しても、なかなか良い感じに仕上がりました。 KINLIN XR-200とは? XR-200のリム外幅は18.2mm/内幅13.6mmとかなり幅が狭いリムです。また、アルミリムとしては、372gとかなり軽量なため、柔らかく組みにくいかと心配をしていたのですが、組み上がり後になじみを出す必要も少なく、精度と剛性感があり普通に組みやすいリムでした。 リム高が22.0mmの形状が効いているのでしょうか。同じようなリム幅(外幅18.8mm/内幅13.0mm/高17.3mm)のARAYAのRC-540と比べると明らかに組みやすく、Mavic OPEN PRO(外幅19.6mm/内幅約15mm)と組みやすさに遜色はありませんでした。 今回は、後輪のハブの「PowerTap GS」は「DT SWISS 240S」をベースにした製品なので、前輪のハブも240Sでストレートプルタイプにしました。XR-200は、リム穴数のラインナップも多く、今回のハブに必要な24Hと20Hも入手できるが良いところです。 部品表および計測 今回のホイールの最終的な構成および仕様は以下の表となります。スポークにはCX-RAY、ニップルは組みやすさ重視で通常の真鍮ニップルを選択しています。 No 区分 部品 製品名 仕様 1 Front Hub DT Swiss 240S Straight Pull 20H 2…

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